【岩瀬達哉氏書評】白ブリーフ裁判官が明かす裁判所の内情
「検事や弁護士より格上とされ、法曹界の頂点に立つ裁判官は、どのような権力にもおもねらない“正義の人”と思われがちだ。しかし彼らもまた、組織のなかで居心地よく過ごしたいと願う“普通の人”であったと知って拍子抜けさせられる。」
「裁判官の評価は、処理した事件件数によって大きく左右されるという。処理件数が「一覧表で配られる」ため、「誰がすごく成績が悪い」かがわかり、それが目立つようになると、「出世に影響する」。そのため少なからぬ裁判官は、真実が明らかにならなくても「理由は何とでもつけられる」ので、「粗製濫造判決」を書こうとする。“裁判の理由は真実に沿わなければならない”という法格言は、もはや「裁判官村」では死語となっているのかも知れない。」
白ブリーフ裁判官は「普通の人」ではないということのようだ。
処理件数の「一覧表」を配布するやり方は、成績表を職員室前に貼りだしていた私の高校を思い出す。
こういう風にして他人を操作しようというのが人をバカにした発想なのだ。
「検事や弁護士より格上とされ、法曹界の頂点に立つ裁判官は、どのような権力にもおもねらない“正義の人”と思われがちだ。しかし彼らもまた、組織のなかで居心地よく過ごしたいと願う“普通の人”であったと知って拍子抜けさせられる。」
「裁判官の評価は、処理した事件件数によって大きく左右されるという。処理件数が「一覧表で配られる」ため、「誰がすごく成績が悪い」かがわかり、それが目立つようになると、「出世に影響する」。そのため少なからぬ裁判官は、真実が明らかにならなくても「理由は何とでもつけられる」ので、「粗製濫造判決」を書こうとする。“裁判の理由は真実に沿わなければならない”という法格言は、もはや「裁判官村」では死語となっているのかも知れない。」
白ブリーフ裁判官は「普通の人」ではないということのようだ。
処理件数の「一覧表」を配布するやり方は、成績表を職員室前に貼りだしていた私の高校を思い出す。
こういう風にして他人を操作しようというのが人をバカにした発想なのだ。