季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

ただものではないな? おぬし!

2008-10-07 21:21:11 | 手仕事 Handicraft
京都国立近代美術館で買った、ARTS & CRAFTSの図録。
パッと見たときから只者ではない感じがしていたけど、やっぱり只者ではなかった。

       

詳しくは朝日新聞社の「生活と芸術」を。

デザインをしたのが「コズフィッシュ」の祖父江 慎氏。
これまでもたいへん変わった装丁を世に出して世間を驚かせてきたつわもの。

買ってから気付いたけど、上のところだけ金色。
これをテンキンって言うらしい。(天金?)

       

文字だけのページと写真のページの紙の質の変化
余白の取り方が特別
文字の配置も絶妙
栞まで二本付いている。

       

文字の色も微妙に換えられていたりして
見ているだけで作る人は大変だろうなあと思わせられる。

ウィリアム・モリスは「生活の中で2番目に大切な芸術は本だ。(一番は家)それも外でなくて内側。」と言ったらしいが
それを具現化した図録になっている。

写真や文章もたくさんあって丁寧な内容。
これまでも気に入った展覧会の図録は買っていつでも手に取れるところに置いて
寝る前の読書の時などに繰り返し見ていたのだが、
これはまた長年の友になりそうだ。

会場だけでなく、帰ってからも図録で味わえる。
文章を少しずつ読んでいるけど、いちいち考えさせられる。
この展覧会。私にとって大切な物になりそうだ。

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アップルシュトゥルーデルの準備

2008-10-07 11:30:20 | 食べ物 Eat
涼しくなってきて、そろそろりんごの季節。
この気候はオーストリアの夏の気候に良く似ている。
さあ、ケーキの季節だ!
アップルシュトゥルーデルのためにクラムを作っておく。

ザルツブルグで教わった時に書いたレシピにはこう書いてある。
・パン粉(細かくし、ふるったもの)+ナッツの粉+バター+砂糖少し
  をフライパンで焦げ付かないように炒る。

ナッツはどんな種類でもいいらしい。今回はカシューナッツを砕いて、アーモンドパウダーとヘーゼルナッツパウダーを使う。パンはフランスパンを乾燥させて細かいパン粉にしたもの。

       

       

       

まずナッツを軽く炒る。それにパン粉を加える。炒る。
触ってみて全体が熱くなってきたらバターを入れる。(量を言うのは難しいけど、今日使ったのは、バターの塊で3cmくらい。いくつかに切って入れた。)
バターが溶けて全体に少し湿っぽくなってくる。
この間、絶えずヘラで全体をかき混ぜておく。目を離さない。火加減は中火くらいか。
全体が少しブラウンになってくる。
炒られたナッツとパン粉の匂い、バターの匂いがしてくる。
このブラウンに変わる瞬間を大切に。すぐに変わるし放っておくとすぐに焦げる。
そのときに砂糖を大さじで3さじくらい振りかけて混ぜる。
ちょっとしたらブラウンがまた少し濃くなってくるのでそうしたら終わりだ。
ちょっと食べてみる。熱いので注意!
美味しかったら大丈夫。(これだけでかなり美味しい。ケーニッヒスクローネのパイの味がする。)

出来たらそのままフライパンに入れておくとずんずん焦げていくので
すぐに皿などに移して冷ます。
冷めたら密閉容器に入れて冷蔵庫で保存。

これで後は紅玉が出るのを待つばかり。
パイシートとレモン、シナモン、レーズンとバターを買っておく。       
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