季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

自由が丘へ

2012-10-12 22:39:22 | 暮らし Daily life
朝起きて友達が作ってくれたのは茶碗蒸し。
それが「材料が足りないから」って玉子と水と塩とシイタケの薄切りだけで作っている。冒険者だな。
鰹のだしの取り方を教えて!って言ったのでダシを取る。私のにはそれを少し入れてくれた。
で、食べたら美味しかった。ちゃんとしたものにこだわらなくても大丈夫なんだな。醤油をかけて食べました。昨日は一日たくさん食べたから心地よい美味しさ。

そしてみんな朝からお出かけだったのでそれに合わせて私も出発する。別の東京の友達に会いに。
この友達一家とはずいぶん長く多分数年、結構深く付き合ったので別れが惜しい。それでも2日間で話したい事は大体話せたしちゃんとお別れもしっかり言えたし良かった。
そしてお互いにこれが別れと言う実感があまりない。「また北京に来てね!」ってそれまで何回も言われたと同じように言われる。彼らはそう簡単に日本には来れなくなるそうだ。でも日本人があちらに行くのは自由なんだって。だからいつでも来てって。

私の外国の友達のインド人一家は旦那さんを残してインドに帰っているし、スリランカ人の彼は来年の1月に年季が明けて帰るし、中国人の彼らも帰って少しさみしい思い。でも彼らは揃って「今度は私の国に来て!」って言う。友情に距離は関係ナッシング!!! またこれから私の行動範囲が広がる予感だー。
ここ数年の外国からの友達ラッシュが過ぎて、どんな新しい展開になるのか様子を見ています。

さあ、気を取り直して。調布から東横線で明大前まで。
明大前。知り合いにこの駅が懐かしい人がいるので写真を撮りました。私は乗り換えだけです。
親戚の人もここだと言ってた。なんだか東京の私立大学って素敵なイメージがあるなあ。

       

静岡の富士山の麓に住む敬愛する羊仲間が教えてくれた東京の羊人。この前羊パレットでお会いして「またお会いしたい!」と思ってこの急に決まった日程だったけど連絡したら「空いてますからどうぞおいでください!」って言って貰えて会う事に。彼女の工房におじゃまする。
初めて田園都市線ってのに乗りました。ここも大学がある。駒沢大学。やっぱり「花のキャンパスライフ~!」って感じがする。
羊人の不思議な所は(特に私のブログを観て下さる方は)いろいろな前置きなくてすっと核心で触れ合える安心感と温かさがある。彼女ともすぐにいろいろな積もる話をする。(初めてちゃんとあったのに積もってた)。そして今日の始めの目的地「自由が丘」へ!

少し手前でバスを降りて目指すはソーワアイス。自由が丘の友達がいつもおいしそうなアイスを紹介してくれるので前々から食べたいと思っていたのだ。憧れのソーワアイス!!

       

そうしたら友達が前もって店長さんに「大阪からこういう人が来ます!」って連絡してくれてた。気配りの出来る乙女やわ~
もうアイス好きの私にはたまらんラインナップでした。この中から2種類選ぶのは酷。とか思いながらチョコミントとピスタチオ、トッピングに栗のソフトクリーム。

       

彼女はカシスとピスタチオとやっぱり栗ソフト。

       

チョコミント、絶品でしたー。ミントが嘘っぽくない。チョコが大きめでガリガリしててビターで最高です。そしてピスタチオはドンピシャの味です。いろいろ試すけど私の思うオーストリアで食べたピスタチオとは違う。でもこれは大丈夫!色も味も最高です。で、栗のソフトはそんじょそこらのとは違って栗が正直に入っていましたちょっと粒々。あー、思い出しただけでもまた食べたい。クリームチーズってのも食べたかった。きっとまたいつか行って食べないと…。

それから歩いて一番の目的地「岩立フォークテキスタイルミュージアム」
        

今回は「ウールの衣装」。これは行かなくちゃ!と思ったら羊友達も一緒にと言う事でご一緒する事になった次第。ここはわかりにくくて小さいけれど、すばらしいコレクションを観る事が出来ます。
ラッキーな事に係りの方が私たちに着いて一つ一つの説明をして下さったのでより深く味わえました。
インド北部、東欧などの民族衣装の数々。素晴らしい手仕事と伝統の意匠。目を見張りため息が出るようなものばかり。世界の広さと人間の手仕事の奥深さとその執念とも言えるほどの強さを感じました。標高3000mで自然に換毛して取れる山羊の毛を取りに行ってそれを糸にして綴れ織りで10人で1年かかって織るパシュミナのストールを観た時は息をするのも忘れそうになりました。圧巻。裏もちょっと見せて貰ったけどもう信じられないくらいの手の込んだ細かい仕事です。人間ってすごい!

フェルトの物もいくつもあってそれも刺繍もしてあったりして編み物や織物、いろいろな手仕事の粋を堪能しました。そして始めは高いからどうしようかと思ったインドの民族衣装の本も手に入れた。これは財産だなあ。南インドのものも載っていたのが貴重なので。大体は北から西のものが紹介されることが多いです。南にもすばらしい手仕事があるのに、っていっつも思っていました。もし行けるようになったらそんなこともリサーチしたい。

じっくりと観た後、羊友達の工房に行く。友達と書いたけど彼女は素晴らしい講師です。いつも彼女のブログを楽しみに見ています。

富士の羊友達によると「彼女に紡毛糸の紡ぎ方のおさらいをして貰ったらいいよ!」と言う事だったので申し出たら快く引き受けて下さった。うれしい!
そしたら「おさらい」どころかもう洗い方からフリースの扱い方、ほぐし方、梳き方、もちろん紡ぎ方、そしてその後の処理も、今までやって来たものとまったく違うものと言っていいほどの画期的なものでした。
助言ありがとうこんなにすごいって知らなかった~!教えて貰えて良かった~!

その先生は編む人なので編む私にはこのやり方があっていると思います。使う毛も違ったりするのでそれは臨機応変に行きたいけれど、この講習を受けたことがとっても私のためになりました。
そして思ったのは「これは始まりだな」です。これはまた来て習わないと。これから私の新しい紡ぎ人生が始まる~。次まで精進しよう。

そう、そうなんです。なんだか別れを惜しむ暇もなく新しい展開がもうすぐ来ました。
私は人に恵まれている。そのタイミングも絶妙です。神様ありがとう!

それで結局調布を去るときは「もう東京に来ることもないなあ」なんて思っていたのに、今は「次はいつ行けるかしら?」です。その角曲がったら何があるかなんて誰にもわかりませんね。

彼女とアトリエを持つことに関する話などできてそれも良かった。私もいつかはそういうところがあったらいいと思うけど、彼女の話でも縁やタイミングがありそうなのでその時が来たらそうなると思って待っていよう準備していようと思う。

そんなこんなで充実した3日間の東京ライフを堪能して帰りは田園都市線と横浜市営地下鉄を乗り継いで新横浜からのぞみに乗って帰りました。
私は実はのぞみがちょっと苦手です。あの浮遊感。フラフラします。早いから良いんだけど早いから飛んでるよう。飛行機は良いんだけど、なんだろうあれ?
でもこだまは4時間長かったので今度はまた考えよう。ひかりか?

東京でお世話になった人たち、会った人たち。ありがとう!まだまだ東京には魅力的なものがたくさん。日本民芸館にも行かないと(そうそう武者小路実篤も白樺派で民芸運動と関係あって偶然に驚きました)。

ではまた会う日まで、お元気で~!私はしばらく大阪で自分と家庭の大地をふくふくさせます。
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2 Comments

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なんて素敵なことなんでしょう (tea)
2012-10-15 23:52:55
久し振りにこちらにコメントかきこしますね
baruさんの講習、受けられたんですね。
すごいな~~~。そしてうらやましいです。
私はbaruさんの紡毛糸紡ぎ講習、受けそびれちゃったので、
いつか工房にお邪魔して、講習受けようと思っています。
また、ちこさんと会いたいね~~。
会って、いっぱいお話ししたいです。
返信する
teaさん (chico)
2012-10-16 08:20:37
そうですー。baruさんの講習でした。すばらしかったです。是非!
万博には来られないですか?素晴らしいです。これも是非!来られるときは連絡くださいね。
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