季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

マーマレード

2009-03-12 19:37:39 | 食べ物 Eat
有機無農薬栽培の甘夏が来たので、マーマレードを作る。
なんだか見かけはあまり美しくない。でもそれが安全の証か。

       

よく洗って外皮を剥く。丁寧に薄くスライスする。
それを2回茹でこぼす。毎回洗ってぎゅっと絞る。
2回目は箸で切れるほど柔らかくなるまで煮る。

       

中の実を剥く。延々と剥き続ける。
丁寧に実が残らないように皮と種も取っておく。

       

外皮が茹で上がったら中のむいた実を鍋に入れて煮る。水は入れない。
実から水がどんどん出てきて実がほぐれてジュースのようになる。
この様子が面白い。
セルロースの加水分解か。

       

そこに甘夏3つにつき250gの砂糖を入れる。
しばらく煮て外皮を加えて、とろみがつくまで煮る。
この火を止める瞬間の見極めが緊張する。

もう一つのコンロでペクチン液を作る。
マーマレードを作るもう一つの目的だ。
他のジャムを作る時に要るのだ。

皮と種をよく洗って刻んで煮て漉す。それだけ。
捨てるようなもので作ったものでも私には宝。

       

出来上がったばかりのマーマレードを食べてみた。
クラッカーにクリームチーズとマーマレードを乗せたカナッペ。
あっさりとして美味しいです。

       

出来上がったジャムを瓶に入れて煮沸消毒する。
瓶は愛用のWECK社製。
これでキッチンストッカーに保存できます。

       

ここまで殆ど一日かかった。
一仕事やり終えた感じ。

「売ってるのってどうやって作ってるんだろう?こんなにめんどくさい事してるとは考えられない。」って言ったら、息子が
「ジュース作った残りの皮かなんかで作ってるんとちゃう?」って言った。
なるほど、そうかも。それだったら簡単かも。
頭いいな。

丁寧に手をかけて作ったマーマレードはうちでしか食べられないよ!


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2 Comments

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Unknown (やまんば)
2009-03-13 12:19:17
以前の夏ミカン、覚えている? 
飛び上がるほど酸っぱいの! あれに重曹かけて食べなかった? 
昨日、みんなに聞いたら、、、おばあちゃんの時代のことって笑われてしまいました。
苦味を残すのが、マイ・ママレード。ペクチンも冷凍に!     

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やまんばさん (chico-labo)
2009-03-13 19:09:34
夏みかんに重曹!食べた事ないです。
シュワシュワしそう!

あの夏みかんで作ったマーマレードがまだ一瓶。やっぱりおいしいです。

元の果物は原種に近い酸っぱい方がジャムにはいい!
ペクチンは100mlずつ使えるようにジップロックで冷凍しています。

この作り方だとあまり強くは残らないけど、苦味が美味しさの要!
子ども達もすごく美味しいと毎日食べています。
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