小は大を兼ねない。


先月末にZ1へオーダーしていたパーツが到着しました。
オーダー数により多少変動はしますが、この数年ほぼ毎週Z1より1パレットが入荷している状況です。
今回の入荷分は約40%のRZ34 25%はZ33,34 10%ほどZ32 残る25%はRV37向けという構成で、やはり現行車向けのチューニングパーツが半数以上を占めました。

扱うアイテム数が多くなるにつれ、新製品パーツの特徴や取り付けに関する注意点など、専任Z1アドバイザーとの連絡を密に行うことに加え、今年よりZ1はオーソライズド ディーラー制を展開することにより、これまで以上にZ1へ精通できることとなりました。
ところで先日「RZ34へ、Z34のディスクローターを転用することは可能でしょうか?」というお問い合わせを業者様よりうけました。
逆ならともかく、またDAYTONAではRZ34向けとしてZ1ディスクローターの展開を行っていますので、何故そのような質問をしたのかの意図はわかりませんが、答えから先に述べると”不可”です。

Z34とV36でしたら共通品番も多く、流用/転用ができるアイテムは無数に存在しますが、それは車重も出力も似たような位置にあるからこそ出来ることであり、RZ34とZ34では重量こそ近いですが、出力は120%ほどの差がありますし、ブーストアップだけでも150%以上の出力差は出ます。
チューニングの度合いが進むに連れ、その差は更に広がっていきます。
その場合、基本設計の段階において安全率をどの程度で設定しているか?が重要となり、車のキャラクターが大きく変われば変わる程、ブレーキの最大の目的でもある「安全」を担保できず、すなわち「装着不可」という回答になるのです。
例え寸法が同じであったとしても、だからと言って「装着可」と言う答えになるとは限らないのです。

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