選択肢が増えるということ。


WHITELINE │ デフマウント ブッシュ for モータースポーツ
僕が最初にデフマウントの異変に気がついたのは何時だったのだろう?
Blogの検索結果で見る限り、2013年6月にWhitelineデフマウントブッシュが初登場し、時を同じくWhiteline社へe-mailでのオーダーを行っていました。

実に11年間にも渡り売れ続けている商品というのは稀な存在で、もちろん今日までにおいて他社より類似品の販売も行われていますが、Z33/34デフマウントブッシュという括りにおいては、間違いなくWhitelineが日本で最も販売数が多いでしょう。
デイトナが取り扱いを開始してから、カラー変更が行われた以外では仕様変更を行わなかった同製品が、この度 大幅なリニューアルを行い"モータースポーツ バージョン”として追加設定することになりました。

相違点を見ていきましょう。


デフ後方ブッシュ
左:モータースポーツ
右:ストリート(従来品)
形状を一目見てわかるように、ストリート型は単なる純正リプレイスメントではなく、余計なバイブレーションをカットする目的もありましたのでバイクのタイアのように楕円形が採用されました。 ブッシュ(デフ)とクロスメンバーの接地面積は最低限になるようデザインされているのが特徴です。
対するモータースポーツではストレート構造を持ち、極限までブッシュを接地されるようにデザインが行われており、従来品とは真逆の発想です。


デフ前方ブッシュ
左:モータースポーツ
右:ストリート(従来品)
モータースポーツではシャフトのボンディングを行い、またシャフト自体の肉厚も大きくなっていることがわかります。
また、ポリウレタン自体の高度も85→90デューロへと変更を行い、よりハイパワーなエンジン出力と 高いグリップ性能を持つタイヤへ対応できるようチューニングが行われています。
その他、従来品では振動を抑制するために設けられていたパンチングも、モータースポーツでは廃止になっています。

よりリジット化に近い構造を持つモータースポーツ バージョンですが、それでもポリウレタンを採用していますので、タイヤで言うならスーパーハイグリップ ラジアルほどの位置づけであると考えるとイメージしやすいかと思います。
オーナーさんの用途に合わせ選択肢が増えたという事は、より自分好みのZを仕上げることが出来るということ。 それこそがチューニングの醍醐味でもあり、楽しみでもあるのです。

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