明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



以前にも書いた気がするが、私はがんばっている人を見て励まされるという事が無い。がんばっているのはその人であって、私にはなんの関係もない。特にスポーツを見ていて、励まされる人の気持ちがまったく判らない。苦悶の表情の年寄りが、何時間も歩いている姿を流し続けるTV番組など論外である。 ついでにいえば、女心を女言葉で歌う男性演歌歌手の歌の次に嫌いなのが応援歌である。いったいナニサマだと思うのだが、しばしばヒットするので聞こえてしまうわけで、実に不愉快である。先日、某所で二人組の若いストリートミュージシャンが歌っていたが、私には、彼等が人様を励ましている場合には見えなかった。しかし、人を励ましている状態は、そうとう気分の良いものらしく、恍惚の表情の彼等は、人を励ましている間は辛いことは忘れられるようである。 そういえば数年前に亡くなった父を病床において、私は励ました記憶が無い。付き合いも長いわけだから、私が励ますようならオシマイだと感じるに決まってると、かってに決め込んでいたのだが、実際はどうだったのであろうか。

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