明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

入稿  


昨日の夜中に『中央公論Adagio』のデータを完成。ラブレターは翌朝投函せよ、の戒めどおり、朝起きて再度チェック。やはり昨晩の私と今朝の私は違っていて、手を入れる。悪天候のため諸条件が揃わず、締め切りぎりぎりである。 明治時代というと、写真に写るということに対して、現代とは感覚がちがう。おかげでこの文豪、撮られる時はできるだけこっちから、と決めているようである。編集部から送られてきた資料は書籍が一冊だったので、古書を含め、資料は自分で集めることになった。反対側の写真がやっとあったと思ったら、数十年の時間差があり、向こう側とは面持ちが違う。そのギャップを頭の中で埋められず一回作り直した。そしてどうせならと、鮮明な写真を入手できなかった、真正面を向いた姿を使うことにした。 片一方を向いた写真は誰でも知っている有名なものだが、見たことのない真正面を見せ、この人知ってると思ってもらえたら大成功というところであろう。

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