明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



7日より丸善丸の内店にて『人・形展』が始まる。一昨年の丸善では三島の新作を1体出品したが、今回は新作とはいかなかった。私の場合人物像が完成し、そこからの撮影がむしろ本番といえるので、作りたてを発表というのは難しいのである。そこで今回は、写真作品としては発表したが、人形自体は未発表の作品なども出品しようと考えている。たとえばジャン・コクトー。これは多少の年齢差をつけて制作した2体。 私が以前、黒人ばかり作っていたのを知っている人も少なくなったと思うが、モダンジャズのピアニスト、バド・パウエルあたりを。 先日の雑記で書いたが、私自身YouTubeで久しぶりに見たのがきっかけなのだが、牧神のニジンスキーも迷っているところである。ニジンスキーだ、ディアギレフだと騒いでいるわりに、人形の方は発表したことがない。そんなわけで、搬出前日だというのに、まだ決まらないありさまであるが、個展と違ってグループ展は、こんな統一性のない作品を出品ができるのがよいところである。

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