明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

背景  


12月配布のアダージョはアイディアを3つ考えたが、人を4人配する案は、先方のスケジュールその他により断念。4人揃わないなら意味がない。  三島号では山本キッド選手に登場してもらったし、太宰では、酒も煙草もNGなので、知人の女性に登場してもらった。小津安二郎の場合も、佐田啓二の代わりに息子の中井貴一を、と考えないではなかった。小津が佐田にしたように、中井を演出する小津。考えただけで面白い。しかし仮に先方の了承を得ることができたとしても、小津の言葉に耳を傾ける中井貴一を先に撮影し、それにあわせた小津を作らなければならない。今のところアダージョは、ひとつが終る頃、次の特集が決まるので、前もって制作に入ることが出来ない。人形制作から写真撮影、合成作業まで1人で行う私には無理ということで、ものいわぬ赤いヤカンとの共演ということになった。 というわけで、そろそろ特集場所にロケハンに出かけ、二つの案のどちらかに決めなければならない。私の撮影は、人が来ると慌てて物陰に隠れる、ということはしょっちゅうであったが、交通局のフリーペーパーとなれば、正々堂々、公明正大でなければならない。その代わりポケットに入り、シャッター音が小さいカメラを、などと気にする必用はない。
『大乱歩展』の会場写真を2点アップ

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