明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



加藤和彦が首吊って亡くなったそうである。昨日アップした画像がおかしな物に見えてくるが。 『帰って来たヨッパライ』がヒットしたのは、私が小学校の高学年の頃で、子供にはあの逆回転がたまらなく、大人気であった。ヒットが続いたが、誰か1人音痴が混ざってるような気がして、あの危なっかしいところが独特であった。中学生になると、可愛らしいイデミツコというミニスカートの音楽教師が赴任してきて、授業で生徒に『イムジン河』とか、『友よ』を合唱させては悦にいっていた。おそらく学校帰りには、オドオドした寺尾聡や、前髪かき上げる山本圭のような連中と議論していたことであろう。男子生徒には指揮をするたびのシミチョロが評判であった。その頃学校にギターを持ち込むことなど出来なかったので、誰かが壊れたガットギターからネックだけ外した物を持って来て、覚えたコードなどをおさらいしていたが、黒人がボトルの首をカットして、スライドさせて、という話は、加藤和彦のラジオで初めて聞いて、皆で首をかしげた。高校生になりT・REXの武道館コンサートでは、アリーナ席の沢田研二、鈴木博三などとともに覚えているが、ド派手な格好は、対面のC席からも目立っていた。
一度書いたような話だが、9年近く続けてるとこういうこともある。 それにしても首を吊られたホテルはいい迷惑であろう。死ぬのだから後のことは、どうでもいいだろうが、ちょっと気を使うだけで印象は違うものである。何しろ加藤和彦なのだから。

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