明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



これから制作に入る人物は、どこが特集場所になるかが非常に重要である。それによって大きく画が変わる。何しろ東京でも、都営地下鉄駅に絡ませないとならない、という決まりがある。私はこの人物の出身校を想定してみたが、肝心のポイントになるものがない。それでもやれるのなら、というところであったが、はたして編集長から提示された特集場所は、これはほとんどベストといって過言ではない場所であった。ネットで検索してみても、立体感を感じさせるロケ-ションである。私も良く知っている。 一日かけて、ほぼ人物の様子が決まった。身を挺して仕事に励んでいる姿である。あとは数種の脇役を揃えたいのだが、色んな物が考えられるので迷ってしまうが、まだ主役の制作に着手もしていないのだから、そこまで考えなくともいいだろう。といいながら、活魚の生きたままお取り寄せサイトなど検索してしまう。活きた本物を使うことが効果的かどうかは判らないが、そんなものまで作っていたら大変である。今月配布号では、入手した物が途中で気が変わって必要がなくなり、むなしく置いてあるが、なま物は失敗したら食べてしまえば良い。

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