明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



本日はほとんど制作に関することはしなかった。自宅にいて何もしないというのは、いつ以来であろう。良く判らないくらい久しぶりである。先日のロケハンで撮影したカットの中に数カット、そのまま使えそうなものがあったせいである。配布されるのが10月なので、季節のこともあり、少し涼しくなってからもう一度撮りに行こうかと思うが、とりあず押さえたということで安心である。 それで何をしていたかというと、自転車のハンドルをどちらに向けて装着しようか、ということで一日が終った。もともとフラットバーが着いていたのを、ドロップハンドルにすでに二回取り替えている。一度目は幅が狭くて、小径車輪には安定が悪く、二度目に幅広の物に替えたが、どうも乗り心地に愛着がわかず、ほとんど玄関に置きっぱなしであった。こればかりは乗ってみないと判らない。そこで最近あまり見かけないが、セミドロップハンドルを思い出して入手してみた。セミドロップといえばそうなのだが、ピンとした口髭のような形なので、マスタッシュバーというらしく、ちょっとイメージは違ったが、クラシカルでなかなか良い。当初大人しく、本来の着け方をするつもりであったが、前後逆さまに着けると牛の角状のブルホーンバーのようになる。しかもウネッとしていてそれこそ突き出した牛の角である。そんなことを、ネットでブレーキやら変速機など検索しながら一日悩んでいたのである。だいたいこういうことは、中学生の頃から、試験中に限って燃えたもので、自転車とギターの改造というのは、試験勉強のためにあったといっても良いくらいだが、本日は逃げ出したいほど嫌なことは特になく、逃避行動の類ではない。 結局、スパルタンな乗り方をするわけでもなく、なにも自転車を勇壮な形にする意味はない。大人しく、楽なポジションに決めた。さすがにこの辺りは、私も多少大人になった感じがする。

過去の雑記
HOME

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )