明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



先の話はともかく、現在制作中のYだが、あまりにスムーズに完成に向い(頭部のみ)こういうときは気をつけるべきだと、日にちを空けてみたが、やはり完成といってよいようである。当ブログをしばらく見ていただいている方は御存知かと思うが、完成した、といっておきながら、数日後に前言をひるがえし、またイジリ始める。ということが良くあるわけで、諦めが悪いことで、非常に格好が悪いことになる。であるから慎重にかまえてみたのだが、やはり完成していた。首さえ出来てしまえば完成したも同然である。 締め切りというものは、時に苦しめられるが、ツクヅク有り難いものである。先日、HPを始めて間もなくの頃の雑記を読んであきれてしまったが、セルゲイ・ディアギレフは写真を発表したことはあるが、ディアギレフ像自体は、発表したことがなく、また触りだしてしまって、すでに10年。完成していない。自分も変われば完成のイメージも変わってしまう。まさに逃げ水の如しである。 しばらく休みらしい休みを取っていなかったので、来月早々に自転車担いで出かけようと考えている。その際、Yの首は絶対持っていかないことにする。昭和30年代、葛飾区某所では、“男は諦めが肝心”といかにあっさりしているかが男らしさの、基準の一つであったが、そんなことをいってる奴に限って諦めが悪い。人間バレないと思うといい加減なことをいってしまうものである。

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