明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



結局一日徹夜。プランタンの搬入は、S運輸を定年のKさんに手伝ってもらうことになった。なにしろヒマである。朝8時、T屋より電話。Kさん、ちゃんと早起きしてくれたのは良かったが、背後でタクシーの運転手の酔って楽しそうな声が聞こえる。準備が遅れ、約一時間待ってもらうことになった。S運輸時代、酒臭いのが配達に来たと客に報告され、クビを宣告されたのもT屋で飲んだ揚句であった。幸い上司のとりなしで無事定年を迎えたのだが。飲んじゃったろうな、と思ったら、T屋のかみさんが、気を使って極薄いお茶割りを出してくれたらしく無事であった。タクシーでプランタンに向かう。 展示は人形3体に写真が5枚。私は飾り付けがまったくの苦手なのだが、丸善の展示の時、初めて搬入を手伝ってくれたKさんが、みんな綺麗に飾っているのに、私だけ布も敷かずただテーブルに置いただけだった、とやたら言触らすので、今回は布を用意した。 開店早々、度々私の作品を購入いただいているSさんがみえ、今回はマルコムXを。Sさんとは私が20代の頃お会いしている。当時は私にとって名刺交換自体が珍しかったので勤め先も覚えていた。私がにわかに思い出せない作品も所有されており、随分ながいこと作ってきたとつくづく思ってしまった。 立ち話していると、人形などまったく興味がなく、早くビールを飲みに行こうと背中がいってるKさんがウロチョロ。私のブログをご覧になっているというSさんに、「あの人がKさんです」。その後『ライオン』へ。寝不足で飲みながら舟を漕いでしまった。

過去の雑記
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