明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



昨日はKさんにプランタンの搬出を手伝ってもらい、帰宅後すぐにT千穂へ。明日は沖縄なので今日は一杯だけで帰るというKさんだが、そんなはずがなく、次に立ち飲み屋で飲んで、結局店のYちゃんと3人で3時までやってるPへ。このメンバーは私がカラオケが平気になったきっかけであるが、当初友人には、私がカラオケなど行くはずがないから、この“S運輸を定年のKさんと立ち飲み屋のYちゃん”は、寺山修司の“寿司屋の政とトルコの桃ちゃん”のように、私が作った架空の人間だと思われていた。そして本日もお決まりの、YちゃんによるKさんに対するお説教である。「Kさん、もう一回やったらウチも出入り禁止だよ解かってんの?!」毎度なんの進展もない。Kさんは酔った時のクセで、右手の親指と人さし指で何かを丸めるような仕草をするのだが、それは乳首なの鼻クソなの?といってからかうのだが、叱られている時など緊張が高まるとそれが高速になる。私は酒の肴に横目でその動きを眺めていた。 3時の閉店で解散。前回は帰ったと思ったら「寂しいから帰りたくない」とUターンしてきたKさんだが、さすがに念のため電話で朝起こして、と私とYちゃんにいって帰っていった。Kさんは一番のファンはT屋のかみさんである。T屋は早朝6時から開いているので、ろくすっぽ寝ないで飲んでるだろうと思ったら案の定である。私と浜松に行った朝と同じパターンである。あの日は寝るまで同じ話しを聞かされ続けた。そこで一つ懲らしめてやろうと考えている。T屋のかみさんをどこかの風景に合成して、今どこそこに来ています、とメールで画像を送るのである。昔から馬鹿でも釣れるといわれるハゼのように、間違いなく簡単に引っかかってくる。「石垣島なんて来るんじゃなかったー」ホテルのベッドの上で暗い顔で後悔することは間違いがない。私は何も犠牲的精神や介護精神でKさんと付き合っているわけではない。面白いからである。

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