明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



昼食に漁港にある手打ち蕎麦屋に行く予定だが時間もあるし、黒滝を観にいくことにする。レンタサイクルのママチャリ内装三段ではキツイ。Sが先頭を行き、私、Kさんと続く。私が黒滝の入り口に到着すると先行していたはずのSの姿が見えない。携帯で二人に連絡とろうとしても電波状態が悪い。いくら待っても来ないので、一人で黒滝を撮影。昨日からひゃっくりが止まらないKさんがまたどこかに落ちたに違いない。携帯の充電も不足がちなので、駅まで向かおうとすると、ようやくつながる。二人は道を間違え、入れ違いに黒滝も見てきたという。Kさんは軽トラと正面衝突しそうになり草むらに突っ込んでコケたそうである。このあとコケまくる。 蕎麦屋でイカ焼きでビール、日本酒、焼酎のロック。自魚の天麩羅と蕎麦が美味い。そのあと、Kさんが見たという骨を見に行こうという話も出たが、炎天の中、中年のスタンド・バイ・ミーでもなかろう。流木に決まっている。ということで、先に帰るSを駅に送る。Kさんすでにベロベロ。私のブログでのKさんがノンフィクションであったことを知ったSは、始めこそ面白がっていたが、一晩でギブ・アップ。電車が来るまで待つというKさんの横で、私にもういいから連れて行ってくれ、という顔をしていた。 海に入りたいというKさんと自転車で海岸に向かおうと出発するが、Kさんまず駅の段差でコケ、道路でコケ、海岸に着いてコケ、砂浜に飛び降りようと堤防に立ったら、よろけて後ろにコケる。もうちょっとで縁石に後頭部直撃であった。それにしても見事にペタンポタンと良くコケる。Kさん酔って身体に力が入らないぶん、あの程度の怪我で済んでいることが今回良く判った。 海パンを忘れ、水色の下着だから大丈夫と、撮影が目的の私と海岸に下りる。地元の人が大きなムク犬を連れて水際を散歩している。犬が大きいのでKさんが「怖いな」とつぶやくと、下着姿でヨロヨロのKさん。「オジサンが恐いよ」。と返され大いに笑う。酔っているし、外房の波は荒い。早々に帰ることに。 しばらく休憩しているとKさん、あれだけ焼けすぎで懲りたかと思ったら、一皮むけたら、あとは絶対むけないのだ、と例によって日焼け止めを拒否し、なんと日光浴をしている。背中はすでにシミだらけなのだが私がいくらいっても駄目なので、それならできるだけヒドイことになり、せめて笑わせてもらうことにする。 夜飲んでいると、空の星を見て、こんな星を見たのは子供の頃、故郷の鹿児島で見て以来だ、とKさんしきりと感激している。昨日そういっていたのを忘れている。

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