明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



Kさんより電話。K本の前にいるけど閉まっているという。開店の4時にはまだ間がある。あ、そうかじゃないよ。こんな時間から飲まないよ、と断わる。すでに午前中飲んだそうだが、それほど酔っていないので、案外簡単に引き下がった。Kさんはシラフでは一人でK本に入らない。K本にはKさんのエロがかった与太話の際限のない繰り返しを、黙って聞いてくれる人などいないし、女将さんに出入り禁止をくらったら、どんな常連だろうとアウトである。風邪をひいて寒気がするので帰って寝るそうである。それがいい。 夜。そういえばKさんに文豪アンケートの12から6つの数字を選んでもらわなければならないが、昔付き合った女性が酔っ払って夜中に電話してくるのを嫌がり、家では携帯の電源を切っているので明日に。しかしT千穂に行くと、Kさん結局帰らずヨーカドーで時間潰していて寝てしまい、それから顔をだしたという。体が冷え切っていて調子悪い、とちょっと飲んで帰ったそうである。また朝から飲んで、とみんな諦め顔である。ウサギだってあれほど寂しがらない。 以前、“私が作っているのは誰でしょうクイズ”をしたときの選者は、仕事を終え、T屋で早朝から泥酔状態のタクシー運転手のTさんであった。今回はKさんに、と思ったが。なんで酔っ払いばかり選ぶのか。おそらくクイズ番組のダーツの的や福引のガラガラなどの、グルグル回転し攪拌されているイメージ。あれが頭のスミにあるので、グルグル状態の人を選ぶのであろう。



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