明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



本日は千葉県は稲毛にあるギター工房『ソングバード』の遠藤雅美さんに会いに、トラックドライバーのSさんを連れてお邪魔する。Sさんは高校を出て一瞬、ギター制作の道がよぎったそうだが、食えるかどうか判らないと断念している。しかし結局50になろうというのに独身。高価なギターを何本も購入しお茶を濁している。人生は一度きり。今日は大いに後悔したまえ、という話である。 出掛けにイベント屋のSからメール。私がこれから作ろうとしている人物をズバリ指摘してきた。よくあのブログで判ったものである。伊達にパットン将軍のような奥さんを持っていないな、と感心した。 今日はヤフオクで入手したギターを持っていく。トーンは効かないし、配線部分がややこしくて私にはお手上げ。遠藤さんに見てもらうのが申し訳ないようなボロギターであるが、弾きやすいのと先日、別なギターのコンデンサを、ビンテージ物に換えたら音が激変したので、こちらも換えてもらおうという訳である。 稲毛まで約一時間。さっそく仕事場へお邪魔する。そこら中にギターがぶら下り、資料がうず高く積まれている。私にとっては実に落ち着く状況である。 遠藤さんと知り合ったのは随分昔である。私が黒人ミュージシャンを作っていた頃、人形用の楽器のことを相談したい、と知人に紹介してもらったらしい。遠藤さんは私が出たTV番組を観ていたそうで、日本TVだったというから83年の『美の世界アートナウ』であろう。音声を現スゥインギン・バッパーズの吾妻光良さんがやっていた。 遠藤さんは一線のカメラマンから、実践の中でギター制作を学んだ人で、そういう意味では私と同じ匂いがする。先生と呼ばなければならない人物は少ないに越したことはない。 Sさんに、せっかくの機会だから何でも質問しろよ、とくり返すが大人しい。物作りになるには少々好奇心不足であったろう。その後稲毛のモツ焼き屋へ移動。遠藤さんも72年ELPの後楽園コンサートを観たそうで、40年ぶりに再会した友人もそうだが、何かと最近話題になる。 地元に帰りT千穂へ。明日はSさんとスタジオである。

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