明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



朝起きて、ハイパス用コンデンサーをギターに装着。なるほど。ボリュームを絞っても高音域が保たれる。配達中であろうギター仲間のトラックドライバーSさんと、高校時代の友人で精神科の医師のAにメールで結果を報告する。診察で忙しいAはメールの返事は遅く、よこさないこともあるが、ギターに関する返事だけはすぐに帰ってくるのが可笑しい。 そういえば本日、以前メールをいただいた方だと思うが、次回スタジオに入る時に、ドラムで参加したいという奇特なお申し出をいただいた。いやはや大変有り難いことではあるが、我々がどれだけ下手糞であるか、その点を全く御存知ない。下手糞加減を説明しようと思えばいくらでもできたが、都合の悪いことは書かないのが当ブログであるし、自分はともかく、他の連中の下手さを書き連ねるのは気が引ける。だいたい私にしてからが人見知りだが、最初にスタジオに入った時、Sさんは長い時間をかけてギターのチューニングを済ませると、あとは時間終了まで首をかしげながら、持参したアンプのツマミをただ捻って終わった。よってせっかくではあるが、お断りするしかないだろう。同レベルの下手糞が肩寄せ合って集っている訳である。

昼食を済ませ、ようやく新作の頭部を作り始める。開始までが実に長かった。しかし完成後の撮影に関しては、どうやって撮影するか、また撮影用の小物はどう調達するか、随分前から考えていた。本日もこんな設備がある場所はないか、とネットで検索したり、友人に問い合わせをしていた。なかなか見つからなかったが、ある物で代用することを思いついた。私はこういう時、いかにも閃いた、という顔をするらしい。

『世田谷文学館』展示中

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