明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



制作中の團十郎は着物を着ている。ズボンと違い芯のスタイロフォームが足首まである。よってアルミ線の芯材の足首の部分に負担がかかる。團十郎が頭でっかちなのでなおさらである。前回書いたように不安定のまま作るのだが、さすがに一気に作ると危ない。頭部に時間がかかった分、腹ペコでご馳走にありついた勢いで、一日でほとんどできあがってしまうかのような有様であったが、いったん足元を乾かすことにした。その間、本を持って、T千穂で本を読みながら温まったが、閑散とした店内で不機嫌そうな店長には申し訳ないが、なにしろ家にご馳走が待っていると思うと楽しくてしかたがない。 先日ある店で若い店長に「いつも一人で作ってるんすか?飽きないすか?受験勉強してるみたいっすね?」といわれた。「あなただって二年間一日も休んでないって聞いてるぜ?大丈夫なの?」人それぞれである。
HP

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