明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



昔から酔っ払ってかけたまま寝て壊し続けているのが眼鏡である。某液体をこぼして壊すPCのキーボードと双璧であろう。 私は乱視のガチャ目で、ピッタリのレンズを作ると床が斜めになる。毎回これで慣れて欲しいといわれるがどうも耐えられない。裸眼で腕を伸ばさずとも本も読めるので最近は素通しの眼鏡で通していたが、カメラに古いレンズを着けてマニュアルで使っていると、ピントがどうにもいけなくなってきた。結膜炎の治療を期にちゃんとしよう、と思ったのだが、問題はフレームである。大した物が中に入っているとは思えないのだが、我が頭、無駄に大きく、従ってツラもでかい。市販のフレームで、ツルの部分がちゃんと耳にかかった、という覚えがないのである。そこでセルロイドを切り出し、最初から作ってくれる、という工房を尋ねた。私がかけているのも、アセテートのセルロイド調のフレームであって、本当のセルロイドを手にするのは久しぶりではないだろうか。昔は万年筆もエボナイトを削っていたが、今はどうなのだろう。  制作中の某巨体タレントのフレームがあったが、上には上がいるもの、私があてがってもトンボ眼鏡の如しであった。ただしツルの長さは私の勝ちであった。せっかくなら初めて味わう耳に巻きつくように掛かる感触を、と長めにお願いしておいた。3~4週間かかるそうである。
HP

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