明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



昨日のブログをアップしないまま出かけてしまったので連続。 江戸東京たてもの園で、園内のたてものを背景に撮影したものを、被写体となった人形と共に展示した時。そこでカップルの会話を耳にしたが、この人形を撮影して、と書かれているのにかかわらず「これは違うよ」。人形が手前にあるから人間大に見えているだけなのだが。人間の錯覚、思い込みを利用し続けているのは私なのだが。今回も知っていて御覧の方々を別にするとどうしても絵に見えるようで、例えば、虎の満月や黒蜥蜴の煙草の煙は描いたなど、細かく説明するとかえってややこしくなるかもしれない。いっそすべての責任を手漉き和紙のせいにしてしまうのが得策かもしれない。半分は本当ではあるし。 江戸川乱歩の御令孫、平井隆太郎さんに来ていただいた。まだ乱歩邸にお住まいの頃から撮影させていただき、4年続いた『中央公論アダージョ』は乱歩のモノクロ写真を使ったパイロット版を見たナベツネ氏の「カラーで」。の一言で、取材時に隆太郎さんの推薦で私が担当することになったと聞いていた。油井昌由樹さんに来ていただく。毎回来ていただくので何度も書いているが、高1の時に何処にも売っていなかったバンダナを買いに、油井さん経営の日本初のアウトドアショップ、スポーツトレインにお邪魔した。常連であった黒澤映画出演時の、黒澤明の話を伺う。 ご近所の方々に来ていただき、馬肉と焼酎で締める。
 
銀座青木画廊「ピクトリアリズム展Ⅲ』5月12日(土)〜5月25日(金)20日(日休)4月23日(休)

『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載8回『昭和残侠伝“唐獅子牡丹”三島由紀夫』

2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtubeより

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )