明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



昨日に引き続き岩崎宏美さんに来ていただいた。昨日電話に出なかった母に朝予告していたのでようやく電話で話していただいた。思えばまだ仕事をしていたころ新聞広告を見て電話してコンサートにでかけていた。ぼんやりとしか見えていなかったろうが。母は電話の向こうで泣いていたそうである。宏美さんにはそのうち母の所へ行っていいですか、といっていただいたが「お願いします」といえる訳はない。プロレスしか共通話題がなかった父が亡くなる前、ここにアントニオ猪木が見舞いに来たらどうなるかな、と妄想したこと思い出した。泉鏡花の前で記念撮影の宏美さん。たまたま青木さんの知り合いで徳島の方が見えたのだが、今使用している阿波の手漉き和紙の社長を良く知っていると電話、何故か社長と話している私。 描いたみたいといわれるのはしかたがない。しでかした私でさえそう見えるのであるから。かつて実在した人物を描く場合、リアルに描く必要のある人であればあるほど、既存の他人が撮影した写真をコピーすることになる。それが彼独特の画法であるにせよである。立体の場合、一度作ってしまえばどこからどういう角度で取ろうと自由自在である。私が人形制作と撮影の2刀流?であることのメリットはここにある。誰も知らない角度を選ぶことが多いことに気付かれる方は少ない。文学研究者であっても対象の御面相については詳しい必要はないからである。ようやく来てくれた初期オイルプリントから観てもらっていたPGIの西丸さんが笑顔で帰られた。それは私にとれば上手くいったということである。明日最終25日は5時終了である。

銀座青木画廊「ピクトリアリズム展Ⅲ』5月12日(土)〜5月25日(金)20日(日休)4月23日(休)

鴨沢祐仁とイナガキタルホの世界:5月19日(土)~6月3日(日)12時~19時/月曜休み
場所:ビリケンギャラリー 東京都港区南青山5-17-6-101
TEL 03-3400-2214

『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載8回『昭和残侠伝“唐獅子牡丹”三島由紀夫』

2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtub




































































































































































































































































































































































































































































































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