明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



最近『深川江戸資料館』から、『松尾芭蕉記念館』に移動になった🔘さんと会う。江東区内の文化センターを転々としジャズシリーズの展示もしたから、付き合いはもう三十 年近くになるだろう。7月に金沢で芭蕉サミットがあり、ついでに室生犀星記念館や、泉鏡花記念館に行くのでチラシを持っていってくれるという。犀星記念館にはPDFを送ったらすぐに返事が着て、館内に掲示したり、ツイッターで発信してくれるそうで、さすがにこちらの方々は犀星を作るという私の〝奇特さ〟を感じていただけたようである。 🔘さんは、江東区内の文化センターを移動しながらその施設なりの創意工夫を続け、自分も面白がろう、というお役所的でなく珍しい存在である。深川江戸資料館の十六年『深川の人形作家石塚公昭の世界』の時、背中に唐獅子牡丹の彫り物入った三島由紀夫はさすがにまずいでしょ?「お伺い立てなければ」。と私にとっては有難い存在であったが、その分、移動後に残される人達の🔘さんの後始末が大変だという話しである。 ところで来年の芭蕉サミットは江東区の記念館だそうである。俳句の枯れたイメージに利用され、何処の馬の骨かわからない枯木じみた老人像を、地元の先生に大枚はたいて建立している各地方から関係者が集まってくる。今年収蔵された私の、嫌味なくらい芭蕉の弟子が描いた肖像画だけを参考に作ったスタミナ充分な芭蕉像で向かい打って貰いたいところである。そう言えば犀星は、人類がいなくなっても芭蕉の句は残る、みたいな顔に似合わない激烈な芭蕉愛を表している。

 

HP

 

旧HP

 

『石塚公昭 幻想写真展 生き続ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube

 

 ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube




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