来月20日、21日の朗読ライブのため、スライドの冒頭『うつし世は夢よるの夢こそまこと 乱歩』のタイトルを、乱歩の直筆だと判明した短冊の文字を複写し作りなおす。まさに私のタイトルそのものでもある短冊は、一生見える所に飾っておく事にしたい。 中学に入り、はまったのは乱歩と谷崎であった。〝瘋癲老人〟谷崎の晩年の姿そのものに思え、その執念の姿に中学生の私はこうありたい。と憧れた。こんな濃厚な人物などは何処見たっていやしない。そんなタイミングで〝ナオミ〟という転校生まで現れる。現世(うつしよ)の何と退屈なことか。先は思ったらうんざりするほど長そうだし。 と思ったら短かった。瘋癲老人その物となり、もう一段階、執念を燃やす事にしたい。それにしても谷崎は、やり残している。やはり金魚娘のように、背中を露わにするくらいではなかなか谷崎には届かない。
※スタート7月17日(火曜日)は水曜日の間違いです。
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ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube