Facebookの「Basic Physics-Maths」というページに、こんなイラストが載っていました。
大学受験の指導現場にいると、このイラストの意味することがよく分かります。高い目標に早く届きたい気持ちから、向かって右側のようなアプローチをする生徒が多いです。英語に関していえば、やたら問題集を解いたり模試は受けるが、答え合わせを表面的にし、分かった気になっている。時間をかけた割りには力はついていない。まさに現役時代の私の姿・・・(苦笑)。
左側のアプローチは、基本英単熟語を日々覚え、既習英文を何十回も音読をし、問題集や模試を解いたら解答解説を読み込み、正解した問題も正解に至るプロセスが正しかった確認し、知らなかった英単語は書きまくって覚える。浪人時代の、そして、TOEICで満点を目指していた時の私の姿・・・。
ランニングも一緒ですね。一週間に一度だけ20km走っても何の意味もない。マラソン大会が近づいたからといって急に走り始めてもケガをするだけ。3kmだけでもいいから毎日走り続ける。隙間時間に筋トレやストレッチをやり、毎回の食事も栄養面を少し気にしてみる。睡眠時間も多く取れるよう工夫する。そんな小さな一歩を積み上げていくと、フルマラソンでも望む結果が出ます。
私が毎日100英文ずつ音読している『新・基本英文700選』の206番にこんな英文があります。
206. From small beginnings come great things.
(小さな一歩が大きな結果を生む)
何事も背伸びをせず、出来ることを一つずつ毎日積み上げていきましょう。時につまらなく感じることこそが、大きな力の源になっています。凡事徹底です。