帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

シグナルグランプリ

2008年01月24日 | バイク

昨日と打って変わり快晴となったわけですが、今度は爆風。
信号待ちをしていると、バイクごと風に煽られる始末。
嫌だなと思いながら通帰る途中で、珍しく元気なアンちゃんたちと遭遇、
一台は400ccの新型バイク、もう一台は中古の400ccで、二人乗りですが、後ろに乗っているほうがなぜか新品タイヤを腰巻している状態。
友達同士らしく大きな声で会話していてとにかく元気。
「おおー!こんな元気な子達もいるのか」と半分ニコニコしながら少し斜め後ろにとまって見ていましたが。
新品バイクの方がこちらをチラチラみて、そのあとアクセルを吹かしこんで来ます。 あれれ・・・これってはるか過去に自分がよくやった信号グランプリというやつ。
多分私のバイクのオンボロ加減をみて、あえて勝負というところだと思いますが、大型バイクに変えてからシグナルグランプリを仕掛けられたのは何年ぶりか・・・
初めは知らん顔していましたが、二つ先の信号くらいまで同じ事をしてくる。
こんな元気で好戦的な若い子はひさしぶりなので、ついこちらもその気になってしまいました。
ワンワンふかして来るので、一度ふかして応じる合図、するとその2台のアンちゃんたちは大声で話しながらやたらと元気になって、信号が変るのを待つ間に吹かす事吹かす事(迷惑だなコリャ)。
メットで年齢が分からないから成り立つ勝負(なつかしいけどどうでもいい勝負でもある)ですが、こちらはバイク暦26年、静かに信号が変るのを待ちます。
そして青、昔と違い、変ったととたんに飛んでいく事はせずに瞬間的に左右を眼で確認してから出ます。
当然にその時間差の分、出遅れるので、少し先を走り始めた2台を追うようにしてスタート、エンジン回転数をとりあえず6000回転に合わせてクラッチミート、それ以上で下手にあわせるとフロントが浮きあがりますので危険。
ほぼ一瞬で二人乗りの方を抜き、もう一台の新車も、2秒待たずに後ろへ行きます。 この時点でどのくらい速度が出ているかはわかりませんが。
スペック的には2秒台後半で時速100kmに達しますので、そのまま走ればそれこそ危険。
シフトしていない一速のまま引っ張っていますので、アクセルを戻してエンジンブレーキをかけ、一気にギアを5速までシフト、あとは法廷速度プラスアルファくらいで全体の流れ(というか車はミラーの向こうで点になっていますが)を引っ張るように走ります。
一瞬で抜かれたアンちゃんたちは、そのまま加速して私の前に出て先を走っていきます。
昔はこんなことよくやったよな・・・と懐かしい思い出を回想しつつウインカーをつけてアンダーパスの側道へ入ります。

「へにょー」っと老人みたいにのっているのが今の若者の特徴、こうしたアンちゃんがばかりかと思っていた昨今、なんとなく危なっかしい3人でしたが、まだいたんですねこうした子達も。
事故のないようにと元気な彼らの未来を祈る私でした。