Yahoo!にて、太陽黒点が現れ、再び活動期に入ったというニュースがありました。
ほぼ10年周期にて太陽活動の高低は繰り返されているわけです。
さて何でこんな事を書いているかと言うなら、私は地球温暖化というものに対して基本的に否定しており、現在騒がれているグローバルな平均気温上昇というものは、太陽系を含めた広い自然活動のほんの些細な動きでしかないと思っていこともあります。
太陽活動そのものは、核融合そのもの、すなわち爆発そのものなわけですが、基本的に動的な動きが安定する為には静であってはならない、動が静であることは、発生したエネルギーを無理に押さえ込んでいるか蓄積している状態と考えられ、それそのものは非常に危険ということです。
そこである振幅をともないながら平均した安定を保つほうが、静よりはるかに安定しているということは、物理では常識ともいえるわけです。
簡単な例をあげるなら、自動車のエンジンがそうで、シリンダで燃料が連続して爆発し、そのエネルギーをクランクシャフトで取り出しているわけですが。
このエンジンのアイドリング状態こそがまさに太陽活動そのものと同じでして、
燃焼そのものが不安定なものゆえ、回転数をコンピュータで検出制御して常に燃料排出量を微妙に増減してコントロールしているわけで、またその燃料のコントロールはそれを適度なサイクルで繰り返す事で成り立っています。
周期的に振幅させることで初めて回転が安定するわけです。
もっともこの振幅そのものは人間の感覚でつかめないほど微妙になるように設計されているので体感的にはほとんど感じられません。
さて、エンジンと同じく太陽も失火する時があります。
その期間の長短や規模により、地球は膨大な影響を受けてきました。
その代表的なものは氷河期であり、それ以外に数千年、何百年単位、そして冒頭に書いた10年という周期活動周期があるのですね。
車のエンジンでは一瞬ですが、それが寿命100億年という太陽活動からすれば、10年の周期など無視すべき程度のもので、数百年周期でさえ注目すべき物ではない、氷河期程度のものになって初めて失火といえるわけです。
最近で活動が弱まったのは1600年中ごろから1700年半ばくらいにかけて、そのあと1900年頃まで一度安定し、1900年頃からきっちり約10年周期でどんどんと活動を活発化させています。
少し遠い過去を見るなら今から年800年くらい前が最も活動していたわけで、ちょうどグリーンランドで野菜の耕作が平然となされていた時代で、日本では11月の元寇に超巨大台風が来襲しています。
そのさらに前の活動期は縄文時代で、このときは青森県のあたりでも栗が豊富に取れるのがあたりまえ。 たしか青森県の三内丸山遺跡は栗文化そのもので、当時はおそらく北海道でも栗が取れたほど温暖だったわけですが、ちなみに現在は野生の栗の北限は群馬あたりだったかな・・・。
さて黒点はろうそくであぶったガラスなどで容易に観測可能なことから、かなり前から黒点観測記録が残っています、300年位まえまではたしかあったはずです。
この黒点の活動記録と地球の気温変化はコピーしたかのようにぴったり当てはまり。 当然に300年位前の小氷河期?と黒点が消えた、すなわち太陽活動の弱まりとは完璧に関連性があるわけです。
とくに注目すべきは20世紀に入ってからのこの100年、太陽はまったく失火することなく順調に活動をしています。
太陽が活発になると、特に陸地の多い北半球はその熱の影響をもろに受けます。
よって一時的に冷夏であったりしますが、これは海水との温度差により大気中に含まれる水分量が増える為。 故に少し時間を置いて海水の温度が上昇すると今度は猛烈な気温上昇がやってきます。
こうして徐々に全体の温度があがっていくわけです。
この活動活発化による降り注ぐエネルギーは数値的には数値的には無視すべきほどの物でしょうが、地球という一つの物質全体が宇宙的時間の中で加熱される事による温度上昇は無視しうるものではなく、時間差をともないながらまだまだ上るわけでして。
もし本当にCO2が原因で地球の温度が上るなら、過去にあった地球的温度上昇はどう説明するのか?
そして太陽活動との関連性をどう否定するするのか?そこに私の疑問があるわけです。
地球温度の変化は歴史のつねですから・・・