帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

結局点検で丸一日

2011年06月19日 | ヨットや 釣り等

先週、ゴミ船をもらい、洗い上げて綺麗にした僕、「今週こそは乗るぞ!」と意気込んでは見たものの、結局は点検で一日が終わってしまいました。 

朝から何となくどんより、「絶対良風は吹かない!」と宣言できるほど完璧な梅雨空、高速を走っていつもの浜へ、そしてクラブハウスへ到着。

雨はないものの、すでに蒸し暑さが始まっていて、今年の夏に世界大会の娘は早速練習開始。

いつも練習につきあってくれている逗子開成ヨット部の男の子とコーチ含めて3人で沖へ行ってしまいました。

 

「船を浜にだす!」と初めこそ息巻いていた僕ですが、家内が「100円ショップで買わねばならない物がある」と突然言いだし、そんなの家のほうで買えばいいだろ~と思いつつも、

明日使うとかなんとか・・・ 

しかしながら一人で行かせると、ナビの無い車ゆえに迷子になるのが保証されている家内ですから、仕方なしにというか嫌々ドライバーをさせられる事になりました。 

当然大渋滞とご対面、うんざりしつつ戻ってきた時はすでにお昼。

 

それでも艇庫からやっと船を出し、船台に乗せてマストを立て始めたところで、海に出ていたみんながドヤドヤと参上。

娘も戻ってきたので、仕方なしにマストを仮に立てた状態でお昼御飯。

 

「終わんね~ぞ、これじゃ~」と多少焦りつつ、早食いで再作業に取りかかりますが、なにぶんこの艇の事はまったく知りませんから、シートロープの取り回し含め不明部分が多々ある。

それを高校生のSくんやベテランのKさん達と一緒に「なんだこりゃ?」 とか「おかし~な?」とか あ~だ、こ~だ と作業するのですが、みんな半分想像で言う物だからまとまらない。

 

そうしていながらよくよく見てみれば、駄目になっているロープ意外に交換した方が良いものや、そのままだと使い難い部分が分かってくる。

「このまま出なくて良かったな~」なんて内心思いながら、古いロープをはさみで切り、買ってきた新しいロープに交換していくけれど、はやり新しい物はよい。 

 

暫くしてクラブハウスのみんなも食事を終え、暇人?となって次々と現れはじめると、昼休みという事もあってマストの角度がどうとかが話のネタになり始めた。

みんな僕よりベテラン達ばかりですから、本当に世話やき(大変感謝しています)ばかりでして (笑)。 

この船はマストのレイキ(後斜)角度をベース部分で調整できる事から、半分おもしろがりつつ寄ってたかって手を貸してくれるのですが、そのおかげで本来面倒でいやな作業であるはずのチューニングがあっさり完了してしまった。

後は微調整するだけとなり、正直本当に助かりました。 

 

「ありがとうございます!」なんてお礼を言っていたのですが、ほんのわずかの時間を他へ気を取られているうちに、バラバラと皆海へ行ってしまった。

ヨットをやっている人たちというのは、ど~もこうした特性?があるようでして、困っているとドヤドヤと集まってきて手を貸し、何とかなると自動的に拡散してしまう。

そして、互いに干渉しあわないし、見返りを絶対求めず、基本的にバラバラでいて、共同作業(レスキュー含め)になると自然に連係プレーを取る。

これは本当に不思議なもので、この単純な乗り物がそういった人間を作り上げるのか、自然がそうさせるのか?

はたまた、そうした人間達だからヨットに乗るのか?

非常に不思議な集団というか(笑)  

 

さて、そんなわけで、基本的なマストチューニングが終わると実際にセイルを張り、ジブセイルのハリアード(ワイヤー)テンション調整とサイドステー(マストを支えるワイヤー)調整をシンクロさせながらスティ等からマストを微調整する。

カニンガム(マストベンドさせる)を張ったりゆるめたりしてベンド状態を確認したりするけれど、そういえばスピンハリアードのワイヤーが「ね~な~」

なんて気がついたりして。

でも、スピンネーカーをまだ持っていないので、これは後の話。 

 

その後センターボードの細かい点検やらラダーの点検やら、細かなことやっている間に時刻は4時オーバー。

 

そろそろ、皆がどかどかとヨットを引き上げてくるので、こちらは慌てて片付け、 あ~あ 今週も乗れなかった・・・・ 

 

そういえば、梅雨が明ければウインドサーフィンが楽しい本格シーズン、だけど、7月末までは娘の関係で全時間をヨットに回すので、

乗れるのは8月から、早く梅雨が明けてくれないだろうか