帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

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REVTECH モーターサイクルオイル を 日本車(ZZR1100)に入れてみた

2011年06月21日 | バイク

ハーレーのV-Twinエンジン用オイル RevTech のオイルをうちのZX11(ZZR1100C)へぶち込んでみました。

しばらく走ってインプレッションなんかを書いてみたいと思っています。

http://www.customchrome.com/cc/view.asp?revtech_oil.html

 

「なんでこれ?」、「理由は?」 って聞かれそうですが、答えは簡単、      「 安いからです! 」(爆笑) 

1QT(約1L)がなんと~! の 500円 。 パチパチパチ

でもって粘度は20W-50 

ホームセンターなどのオイル売り場で、単車用の 得体の知れないオイル君 が1Lで大体750円くらい、ヤマハ、ホンダ等のブランド名が

付くと900円前後。

さらに其の中で大排気量エンジン用なんてのを選ぶと1300円位になったりもする。

 

僕の場合はバイクでも水冷エンジンですから、単車等と書かれている事ととAPI規格だけを見て適当に選んでいるので、やはり750円ばかり。

ただし、夏になると多少困ってしまうのが、10W-40だと、なんとなくエンジンに無理がかかっている感じ?がどうしても否めず、

かといって20W-50なんていうのを選ぶと、とたんに価格がアップして、とてもではないが僕には経済負担が重過ぎる。 

 

真夏を過ぎれば750円でもよいのだけど、やはり硬いオイルが欲しい。 

 

いろいろネットをつかってプラプラ見ていたところ、たまたま目に付いたのがこのRevtech

ちなみにAPI規格はCI-4/SL つまりは現在の規格でいうところの最高性能品ということ。

説明しても良いのですが、面倒くさいうんちくがほしい人は此処を参照 http://www9.atwiki.jp/oil-properties/pages/63.html

こいつの優れているのは焼き玉機関なんて悪口言われている(今もそうかは不明)ハーレーのエンジン用に造られている点で、端的に言うなら空冷エンジンの大敵であるアンチオーバーヒート特性に秀でている点にある。

バイク用のオイルは基本的にオーバーヒート時のエンジンの保護を十分に考慮して造られており、そこは水冷エンジンだけしかない車用のオイルとは"実質的"に異なります。

ちなみに車のオイルを単車に入れて走ると、当然規格上は当面走行に問題がないものの、現実的問題としてフルパワーをかけた時などにクラッチが滑る、そしてカムが異常摩耗しはじめ、さらにその他もろもろの事が起こりまくりで、これはそれなりの距離を走らせないとはっきり分からないが・・・  

つまりはそれぞれに適したオイルというのがあり、一時的な代用使用はともかくとして、普段は適している方を入れるのがベスト。

ちなみに、”エンジンはオイルから造っているんだぜ!” なんて勢いに応じてか? はたまた解ったふりをしたいのかは知りませんが、オイルはエンジンの外的構成部品の一つでしかなく、エンジン性能アップに伴う要求に応じてオイルが進化させられているだけのことであり、主従転倒は過去から現在にいたるまで一度もありませんので、ご注意。

以前これを言い張ったトウシロレース屋がいて、そのストーカー並(故にレースできるでしょうが・・・)のしつこさにウンザリした事が有ります。

 

そういえば、よくモータホームやキャンピングカーの発電機等に普通の車様オイルを入れることがありますが(というかこれを平然と紹介しているホームページがある)、冷却水にて的確な温度制御されている車用水冷エンジンとは全く異なるのが発電機用エンジンでして

これは基本的にバイクと同じ 空冷。 

特にアメリカ製のonan(オナン)等は、回転数こそ低いですが、真夏の焼けきった気温下にてエアコンを駆動でフルに負荷をかけると殆どオーバーヒート気味で動くことになります。

そのため、普通の車用なんかを入れ、炎天下でがんがん発電機をまわしているとシリンダー初め内部の磨耗が著しいですから、早く寿命が尽きる。 

バイク様オイルの場合はこうしたオーバーヒート、や高負荷常用、さらに高回転でのぶん回しによる耐摩耗性などを十分に考慮している事から、僕の場合はキャンピングカーの発電機オイルとしてバイク用の物を選定して使っています。

まあ、車用だろうかバイク用だろうか、どちらを使っても発電機は動きますが、高価な発電機を大切にしたいですし、良好なパワーを維持したいですから。 

 

話は戻りますが、この格安オイルの性能はいかがなものだろうか? と思うわけですが、この辺が車にオイルを入れるのとは気の使い方が異なる点で、ちなみにハーレーは最高回転数が6000回転くらい、ZX-11は12000回転と、ほぼ倍。

ギャンギャンぶん回す事もあるし、フルパワーかけたりもするので、低速でおっとりまわるハーレーとはだいぶ違う。

でも、向こうはでかいピストンをシリンダー内で往復させてディーゼルエンジンみたい(笑)だし、平気でオーバーヒートするし、「それに対応しているのだからいいか!?」 

他、人柱よろしく実験機としてバイクをささげるか~? 

なんて思ったりするし、かと思えば高回転時のエンジン保護への不安を微妙に覚えもするし、「いかがなものだろうか?」 なんて思ったりもするのですが、APIの規格から考えると問題は無いはずでして、しかしながら格安の750円君を入れて普段は乗っているわけですから。 

「そんなに気になるなら高いの買えよ!」 といわれてしまうのですが、   もうオイル入れちゃったし、「ヘイヘイ、まずはお粗末でした!」(笑)