久しぶりに覗いた青空、暖かい空気。
ルンルン気分で朝日を浴びながら走っていると れれ? 何かチェンの方から異音というか・・・・ 先週末にやったチェン張りがまずかったか?
昼休みにセンタースタンド立てて点検するとチェンが変
オイルレスチェンなので、本当は専用の潤滑スプレーなどを使うのがベストなのですが、僕の場合はケチして普通のベアリンググリスを使っています。
潤滑に対する耐圧性が高いので、スプロケット歯の摩耗が少ない事もありますが、定期的に塗って、でもその後面倒なこともあり特に拭き取りなどしてなかったのですが、
これがまずかったらしい。
歯に当たる表面(ローラー)に塗るのですが、当然走行中に押しのけられたグリスはチェンのサイド側に押され、そこに誇りやら泥やらが付いてモコモコ状態。
ただモコモコなら良いのですが、駒同士のジョイント隙間などにがっちりと入り込んで半固着状態。
このままじゃ~異音が続くし、何より精神的によくない。
チェンを取り外して洗おうかと考えはしたものの、リンクの結合がクリップ式でなくカシメ、故にバイク本体に取り付けたまま洗わねばならない。
・・・・・・・・・・・・・・・ いやだな~と思いつつ、そのままブラシやらなにやら持ち出して、下に受け皿をおいて、洗浄することに。
本当は灯油もしくは洗い油が一番良いのだけれど、そんな物今ないし、有るのはタンクのガソリン。
ホース外して受け皿トレイに適量のガソリンを取ると、「コナクソー!」と心で叫びながらガシガシ洗浄。 飛び散った汚れで見る間に腕が真っ黒。
チェンサイド部分の汚れを落としてみると、あれれ、表面に薄く錆が出始めている、モコモコだと汚れの中に湿気が入り込み保持するので、そうなっても
おかしくは無い。
そのまま洗浄を続けるが、駒と駒の合わせめの隙間がどうしても落ちず、洗浄用使い捨てブラシを3本消費してやっと完了。
オイルレスチェンはグリスをシールリングで内部に封入し、それにより潤滑を受け持っているわけだが、ガソリンで洗うとそのシールが痛むと一昔前まで言われて
いた(メーカのホームページを見ても特に書いていない)。
「やっちゃ~いけないことしているのかー?」 と思うが、日本のメーカは利口なのできっとガソリンで洗うバカ(ハイ!自分で~す)がいるのを考慮して造っているはずだろう、
と、自分に都合良く解釈しての作業だけれど、 しばらくしてやっぱり灯油で洗うべきだったと後悔。
理由→ 匂いでだんだん気持ち悪くなってきた・・・・・ & 焼死の可能性も有り(笑)
すっかり綺麗になったチェンですが、そのまましばらく乾燥。 ガソリンは灯油と違って乾くのが激早く、それが利点。
時間が無くなって続きは終業後に行いましたが、今回はガソリンですっかり洗われたシールリングそのものをオイルコートしてあげる目的もあって、エンジンオイル(本当はギアオイルが良い)
をたっぷ塗り塗り。
帰りは・・・・・・ というなら快調そのもの。
すっかり綺麗になって動きがよくなったせいか、走行時に出ていた異音も消失、どことなく加速も軽くなったような感じ。
しかし、問題は次のメンテナンスなんだよね、 オイル使うか、またグリス使うか、つい簡単な方を選んじゃうんだな~これが。