帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

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「よろしく!」  

ハイエースキャンピングカー ウインドエアコン取り付け 1/2

2014年03月16日 | ハイエースキャンピングカー メンテナンス

このブログで紹介した様に、簡単改造にてウインドエアコンをEU9i(エコモード)で動かせる事ができました。

そこで今回は、改造の終わったエアコンをキャンピングカーに取り付けます。

毎日少しずつ行っていた加工20%程度と、今日の作業80%を併せて取り付けを全て終わらせました。

後は、メンテナンスハッチの到着を待って、最後に配線となりますが、これはいずれ又紹介。

 

幸いな事に、 家の車はリアのキッチンキャビンに都合良くクローゼットスペースが有りまして、そこにウインドエアコンがすっぽりと収まる。

ただしこれ、一番車体の後方になる場所なので、 室内側への冷気エアの流れを考えると、そのうち一工夫する必要が有ります。  

それは又後日行うとして、今回は取り付けまで。    ねっ!   てへへ

 

検討した結果、やはり位置的にこうなりました。

理由は 室外ファンの排気ダクト体積を最大限に取れるからです。

ウインドエアコンをこうしたバンやキャンピングカーに取り付けるに際して一番問題なのは、

室外の空気をどう取り入れ?、 どう排出するか?ということで、おかしな設置をすると排気の加熱したエアを吸気として吸って、

際限なく循環するエアショートサーキット状態になる。

 

そうなれば熱を含んだエアを又吸うわけですから、極端に冷えが悪くなる上、コンプレッサーが加熱&フロン圧に異常を検出してエアコンが停止する。

昨今の35度オーバーなんていう真夏の気温では、いかにしてこれを防ぐかが快適なエアコンライフ?の分かれ道です。 ははは   ← じゃね~よ! 早くやれって(笑)

 

で、吸気はエアコン後部に都合良く?有る窓を開けて行い、気温の低い雨天時はファンネル(以前ラクールを取り付けた際に設置した換気口)から、 

排気は天井側面に大きな穴を新たに開けて排出する方法にしました。 

 

まず殻(エアコンのカバー)を前後とも取り外し、 フレームに入れては色々と試行錯誤。     これまた都合良く真っ二つになって取り外せるんです、まさに貝殻 

エアコンが室内側に出っぱるのは邪魔だし、 かといって奥に入れるのも限度がある。

    

一番奥まで入れてしまうと、 室外ファンの排気通路断面積が十分にとれない。

で、一番狭いところでだいたい30~40mmの奥行きが取れれば十分と判断。

排気ダクトの一番狭いところの横幅を 約150~200mm程度と考えると、 中央のアルミのフレームから右側へ80mm程度の処までエアコンの排気口が来る事になるので、 左のブランクとなるスペースを目一杯排気通路に使う事としました。   できるだけエアの流れる面積が大きい方がいいんです。

写真の青い四角は、車体天井サイドに開ける穴の予測位置です。 

以前話したように、ピラーの直上(ピンク矢印)によけいな隙間が空いているので、 これをアルミ板で塞ぐとして、黄色丸印の部分が一番狭くなる部分での断面は30×170mm となり、

エアコン排気口の下半分のエアが通過するに際して殆ど排気抵抗はゼロ。

 

その下はこんな感じですが、 これはダクトで覆われます。

位置が決まれれば各部を採寸、そして図面起こしをして材料切断加工に入ります。

実際にアルミ板を取り付けて、ネジ止め。  

アルミ板の横幅は250mm 両サイドに立つ板の厚さは15mmなので ダクト内横幅170mm前後で妥協。

そして、仮で組み付けた物を全部取り外し、思い切って天井横部分に穴を開けます。

 

ほれ!    爆笑

で、当然換気口を取り付けます(まだ仮付け)。   

実は、この換気口にはスリットしか無く、 そのままだと てんとう虫くんやら、カメムシ君がここから入り込んで集団生活を始めるので、メッシュに金物を張る事で進入を防止しました。

それが終われば、いよいよ本格的な組み立てに入ります。

 

しかし、今日は朝から暖かい  えへへ

 

取り付けてあった、外側換気口を一度外し、ダクト位置が適正であるか?など確かめながら組んでいきます。

ダクトはもちろんシーリングし、一切の排気がダクトから漏れないようにします。 同時にこれは本固定することでもあります。

上半分のバックパネルが終われば下半分を張り、いよいよフレームの固定。 

 

下の写真を見ればお分かりだと思いますが、エアコンの排気口が細長くダクトに接続されるようになっています。

接続部分は細長いですが、その左側に大きなエアの通路がある。 

 

吸気エアコンに吸気されるエアは 使用時に窓を開けることで、下半分吸気が行われ、

上半分はエアファンネルからの吸気となる。

雨の日は窓を開けられないので閉めますが、その場合は上だけからの吸気。

そうした条件下だと気温が低いのと、ファンネルのダクト径が100mmあるので十分と考えています。

 

最後に、アルミのエアコン取り付けフレームと、ダクトのバックボード及びサイドを全て木ねじにて完全固定。

これで、取り付け台を含めた室外空気循環部の作業は終わります。

おっとと・・・忘れていた、一応ドレン口があるので、その為の穴開け加工後の写真。

追記:台下補強。

エアコンはかなり重量があります。  

そのため、 載せている台が走行の振動でやがて抜けてしまう恐れがある。

側面の合板はかなり丈夫なので、 これ使って 台を下から補強しました。

2×4の角材とベニアで重量分散のための簡単な補強です。

まず角材その物は台の板に下から木ねじで固定。

その2X4を持ち上げる感じで側面に合板二枚を取り付けて支えるような感じです。  一番良いのは切り欠きを造る事ですが、面倒なので・・・・ ← 横着男

力の方向としては前後左右と上下に架かりますが、 穏やかに力が加わる前後左右に比べて上下はもろに重量がかかるうえに、テールに近いので振動も激しい。 

様子見て必要なら更に補強しますが、ほぼこれで大丈夫だと思います。

 

 

さっそく、エアコンを取り付けて試運転してみます。

えっちらこ!と重いエアコンを運んできて、 排気と吸気のグリルの間にエア漏れ防止パッキン貼り付けをして、「よいしょ!」と取り付け。

取り付け取りはずしそのものは、ワンタッチで行えるので便利。

そして背面の窓を開けて、エアコンが寸分違わず収まっているかを確認します。

見ての通りに、室外ファンの吸気の半分程度の開口面積しかありませんが、上の方まで十分な体積があります。 

中古のエアコンなのでグリルの一部分が折れています(笑)

ちなみに左の鍵は この前取り付けた給水ハッチの鍵

次にパッキンの収まり具合を確認します。 

黄色矢印一番上が フレームと排気ダクトやバックボードとの接合部分。

当たり前ですが、ピタリ! 

そしてその下の矢印は、 エアコン背面の吸気室と排気ダクトのグリル接合面で、パッキンで寸分違わずピタリ、適度な接触圧であるのが判ります。

ちなみに、ドレン穴。

これは、近いうちにシリコンの外形10mmホースでドレン配管を施します。

 

これでOKとなれば、配線に移ります。

まずは改造した制御回路用のインバータの電源取りだしですが、これは車体後部のオグジュアリーボックス内部のバッテリー配電ターミナルからヒューズを経て、配電します。

インバータその物は冷蔵庫の下の、引き出し、の更に下に有る僅かなスペース。 

黒いプラグがエアコンの制御回路へ行って、 白いのは キャビンサイドに設けてあるコンセントに行きます。

容量が150Wと容量が小さいですが、影響テレビ程度の小型家電機器を使うためのものでして、 それ以上の大型機器は この間取り付けた1KWインバータでドライブします。

さて、このインバータですが、一応キャビン側からオンオフしたいので電源ラインにスイッチを設けます。 

スイッチはオンしているときにLEDが点滅するタイプの物で、 消し忘れ防止の為です。

とりあえず配線だけを通して、現在は部品待ち。

来たら下の写真の黄色丸の処に取り付けます。

後、ピンク丸部分は 発電機と1KWインバータの切り換えスイッチを取り付ける予定の場所。   発電機使用を想定していますが、

電子レンジを短時間使う為に発電機をだして動かすのはかえって不便ですから。

テストしたところ、電子レンジもエアコンも インバータで稼働する事が出来ています。    あたりまえですけど 

*バッテリー一つだと車体のエンジンをかけない状態にて、電子レンジで一〇分程度、エアコンで三〇分~六〇分くらいの稼働時間ですかね。 

配線に使う部材はたいしたこと無くて、 普通の家庭用内線の3路スイッチと コンセント等で回路を組むだけの事。

面倒なのは 発電機の電源線取り込みで、今の場所は取り扱いが面倒。

以前から移設をしたかったので、ついでに長い配線を収納する場所も兼ねて収納を造ろうかと・・・・

故に黄色斜線部分をカットして ハッチを付ける予定です。

以上、ウインドエアコンの取り付け工事??? そして配線の一部でした。

疲れた・・・・・ てへへ