帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

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コロナ CW-1613 ウインドエアコンの 基盤 その2/4

2014年03月13日 | ハイエースキャンピングカー メンテナンス

今回は基盤の解析、説明するとわけ分からなくなると思いますので、ほんの少しだけ。

アウトライン的で簡単な物ですけどね。 てへへ

最初は、 例のトランス二次側から INT1入力を造りだしているあたり全体です。

トランスの二次側から引っ張られたパターンは 半波整流されて、 トランジスタ回路へ、

そこで DC5Vの矩形パルスになって 8ビットマイコンの INT1 へ導かれています。

*Q7の斜め下に間違えて+5.5Vと書いていますが、17VDC 半波整流波形です。

回路的には至極基礎的で簡単な回路を使っていて、コンパレータ回路かと思ったんですがそうでないようです。

概要は、このメモ書きの通りで、 パワーサプライは 同じくトランス二次側から生成された 安定化電源回路の5.2Vで、 矩形波回路と マイコンにもVDD電圧として供給されています。

両者とも回路的にGNDが同電位レベルなので、 INT1は 5.2V 入力。

これを割込信号として入れてあげる事で、 マイコンチップ内でおそらくアナログディジタル変換して 周波数? と 電圧を監視していると思います。

ただ、インバータからの入力周波数を50Hzにして、 本体の電源を 60Hzにしても

エアコン自体は動きます。   やはり、電圧だけなのかな????

 

プログラム無いので、正直この辺は予想するしか出来ませんね。 

ちなみに、このマイコンはスペックシートにあるように、電圧検出機能をもっていますが、

それをそのまま使っているのかは不明。

参考までに、簡単にはいかない理由として次の三つ

1. 17Vへのべース入力回路を切断すると トランジスタのベース回路が解放され、

INT1には フラットの5V信号が行き、基盤は動作しません。

2. INT1へいく配線を切断して 0Vにしても、 基盤は動作せず。

3. 17Vのベース入力をフラットの直流17Vにしても 基盤は動作せず。

 

なので、 回路的に 疑似信号を造って INT1へ入れてあげれば基盤は間違いなく動作すると思いますけど、いちいちそんな物をつくるという事の方が面倒くさいですよね。

マニアじゃないのでやりたくもないです、ハイ! 

 

スコープによる波形観測ですが。 INT1への入力信号。

次が GND すなわちエミッター電圧。 当たり前ですが0V

そして ベース電圧。

ダイオードで整流して半波になったのを抵抗かまして、約1V位にしています。

最後に整流直後の 半端となったトランス電圧。

 

以上でINT1への割込信号回路は終わり。

この回路の周辺としては、 IC3による マイコンリセット 信号回路。

右下の方には コンプレッサー等のリレーを動かすための電源回路でもあるDC15回路。

等があります。

 

この続きは次回。

 

最後にTMP86C807NG 8ビット ワンチップマイクロコントローラ のスペックなど一部

アップします。

ネットには PDFで詳細なものがありますけどね。