帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

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パワーインバーター(DC12V→AC100V)の設置

2014年03月04日 | ハイエースキャンピングカー メンテナンス

明日は、又雨らしいですね、 昨日で給水ハッチの工事(笑)?は終わったので、今日はパワーインバータなんぞを設置しました。 

これは以前紹介しました、壊れたインバータの代わとなるもので、もちろん新品。 

 

取り付けは特段紹介する程の事が無いほど簡単で、 ターミナルもしくはバッテリーから配線を取り廻し、インバータを固定するだけ。

難しくも何ともない。  ぎゃはははは!

 

ただ、それと並行して、あのゴシャゴシャ状態のユーティリティボックス内を、少し整理しました。

どちらかというと、 そちらの作業の方が遥かに面倒くさかった・・・・   なはは

 

インバータを設置する理由ですが、 ダッジのキャンピングカーの方は発電機が搭載されていて、いつでもAC100Vを取り出せます。

ところがハイエースの方は、ポータブル発電機のEU9iでACパワーをまかなっており、 常に発電機を載せているという訳ではありませんから、いや、むしろ降ろしている方が多い。 

炊飯器がダッジの方みたいにガス式ではなく、安いけど一応はマイコン制御の電子炊飯器なので電源が必要。

他に電子レンジなんかを車載していますから、例えるならウインドサーフィンや絵を描きに行った時などに、冷めてしまったコンビニ弁当を暖めたり、炊飯してレトルトカレーをかけたり。

100Vのパワーが短時間でも良いから「欲しい!」 と心底思うことが多々あるんです。

前のインバータが壊れた際は、頭の中の情報が 「インバーターはやたらと高価!」という昔のイメージが染みついていたせいで買い換える事等は考えもしなかったのですが、 楽天とかヤフオクみたら1万5千円~3万程度でたくさん売っている。   驚き!

そこでインプレッションがしっかりしている楽天から、安くて評判の良いインバータを捜すと、希望の1000W物が、1万5千円くらい(送料入れて)と、 安い~~~~! 

ポイント使えば1万円。

それもなんと、正弦波インバーターで、なのでパソコンとかも安心してつなげられます。

以前は750Wだったんですが、電子レンジと もしかするとエアコンを短時間動かすことを想定して定格1000W 短時間定格2000Wの物を選択。

で届いたのがこれ、 出力は100Vで50Hz

本当は60Hzがいいんですが、 何故なら50Hzより60Hzの方が、同じ機器でも周波数が高いと高性能になる事が多いんです。 エアコンなんかもそうですよね 

50Hzで6畳なら、 60Hzで7.5畳まで冷やせるとかね、ちなみにEU9iは50、60Hzを必要に応じて切り替えています。

 

注意:電子レンジはインバータ方式以外は 50Hzと60Hzで消費電力が違います。 自分の車のRE-HP1という電子レンジは50Hzで950W、60Hzで1200~1300W

くらい電力を消費しますので、サブバッテリーでの駆動時間は数分が限界な事があり、現実的に電子レンジはEu9iの50Hzにて加熱しています。

取説は英文のが一つ。

プロテクション機能はオードックなもので、バッテリー電圧の低電圧と高電圧遮断。

この12V モデルでは、 低電圧は10V+/-0.5V   高電圧は 15V+/-0.5Vになると

自動的に電源をカットしてバッテリーとインバータを守ります。

次が過負荷保護。

定格出力を超えた状態がある程度続くと インバータ保護後のために出力を自動的に遮断します。

過熱防止遮断も備えていて、 インバータが異常に加熱すると遮断します。

更には負荷がショートするとこれまた自動遮断。

基本のプロテクションが全部揃っていると言う事ですね。

 

まあ、そんなわけで実際の取り付けですが、 コンパクトとは言う物の、やはりそれなりの大きさがある。

いろいろと検討しましたが、 どうやってもキッチン周りに取り付けるスペースは無く、 さらには付属の配線コードの長さの関係等から、バッテリー電源ターミナルがあるユーテイリテイーボックスの直上へ設置する事にしました。

初めは後部シートの真下にあるスペースに置こうと思ったのですが、 これだとリクライニングでベット状態にしている時に、スイッチを押すのも大変でして・・・・

いざ使おうとすると、シートを一度起こさねばならない等と、面倒くさい事この上ない。 

かといって、変な位置に付けよう物なら、リクライニングする際にヘッドレストがぶつかったりと、これまた面倒くさい。 

 

まずは、ボックス内の整理を行い、 配管やら何やらを変更し、不用な配線もカット。

実はボックス内のターミナル(バッテリー電源直結)の、+ラインはOKなんですが、ー側が以前から不安定(多分どこかで接触不良)。

その為に、これまではバッテリーから直でーラインを持ってきていたんです。

今回、インバータの容量が上がるので、多分この配線では持たないだろうと予想し、ターミナルのマイナスを車体に二箇所アースすることで容量を増して、代わりにこれまでの配線をカットしました。

ただ配線その物はまだ取り外しません、 必要なら再びこれを活かしますから。

*例えば付属のケーブル容量が足らない場合や、新たなバッテリー増設等ですけどね。

 

新しいマイナス側は、車体のボルト穴を二箇所をアーシングワイヤーで繋ぎ、その先にブラックのケーブル付けて電源ターミナルへ。   

赤矢印の緑色の線が二箇所のアースを連結。 アーシングに使うのと同じ材質のものです。

黄色矢印部分に黒いケーブルと一緒に車体へ供留めをしています。

次は、ターミナルからインバータまでの配線ですが、これはサイドパネルの内部を通して、キャビンとキッチンを区切る壁の向こうから取り回しました。 この部分は普段カーテンで覆われているので、端子と配線が目立つ事は有りません。

 

本体は取り付け位置が決まれば ビス留めするだけ。 

位置的にエアコンの配線も差し込みやすいところだな~  実際に使うかはわかりませんが・・・・

 

この位置ですが、シートを後方に動かしてもインバータには当たりません。

一応リクライニングしてベットに展開するとこんな感じ。

さっそく電源を入れ、スイッチをオンして通電確認、そして 職場のキッチンにあった半分カビたみたいな古米を入れて炊飯してみる。   ソイャ!

なぜ取り付けた側から強引にテストか?というと、問題が有った場合に無償交換が簡単にできない為です。   その期限が一週間。

炊飯器を変な処に置いてますが、 気にしない(笑)

 

結果ですが、全く問題も無く上々でした。   

正し、適当に水を入れたので芯飯みたいな変なのが出来あがった(笑) 

まあ、バードフィーディング用の餌にするので、関係有りませんが。

最後に、もっと重い負荷を実験的にかけてみました。

電気ストーブですが、 バッテリーがさすがに持たないので、これもエンジンをかけながら行います。

まず750Wをかけましたが、 インバータのファンが周りだし、冷却が行われています。

全く問題なくストーブが付いています。

次に1100W、さすがにインバータからビ~~~~~という音が出て、しかしながら結構粘ります。   すぐに定格オーバーで落ちるかと思いきや結構な時間頑張る・・・

ただ、これって、バッテリーから約100Aの電流が流れていることになり。

さすがに配線コードの太さから心配になって、常に手で温度を確認しながらになります。

さすがにかなり熱くなったので、再び750Wに切り替え、その後もケーブルの温度がどのくらい上がるかを観察していました。   

感覚としては定格の1000Wまでギリギリ何とか耐えそうですが、 正直言って連続で使うのは750W程度に止めて置いた法が良さそうです。

そうそう、 カットしてしまったバッテリー直結ケーブルをこれにプラスする感覚で接続すれば 多分不安無く定格運用が出来ると思います。

まあそんなことで、近いうちにそれをやることに決め、本日は無事終了~~~!