帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

西湖ウインドキャンプ リベンジ のハズだったけど・・・・

2014年08月22日 | ウインドサーフィン 

先週は前線が上下して不安定まくりの西湖、 それでも結構乗れて良かったんだけど、やはり安定した風がほしくて・・・・・

とうとう衝動を抑えられずに「もう一度リベンジだぜ!」と気合いを入れてのウインドキャンプ、ただし 一人っきり (笑)

一人と言っても2泊2日?となると、一通りの荷物は必要になるので、朝・昼休みと終業後の時間使って一気に荷物をハイエースに放り込んで、 職場から出発。

そういえば今回はすこしだけ、おもしろいこと考えてやってみた。

職場のROPER(たぶん800L冷蔵庫)の冷凍庫に 31Lの保冷発泡ボックスそのままぶち込んで(中の2/3は水)をそのまま凍らせてみた。

まあ、いかにも軍(僕は自衛隊ではありませんのでご注意)らしい、というか僕らしい乱暴な方法です、 ぎゃははは!

一応、発電機と製氷機を持って行きますが、 運転音が出るので、出来れば使わないに超したことないし、一人なので大して中に物を入れないしと・・・・・ 

ただ、どのくらい氷が持つか?のテストを兼ねています。

職場を出てまず向かったのが スーパー しかし外気温34度近いだろ・・・・ 爆汗 

店内でサトウのご飯パック、 卵やベーコン 等々 食材買い込み。

そして続けて 高速道路の入り口に向けて運転しながら 途中のジョイフル本田にて 残りの食材(安いんですここは) そして いくつか キャンプ用品の買い込み。

だらだらと店内をうろついたりしていたら、うっかり結構な時間になってしまったことに気がついて、慌てて 車に乗りますが、高速代けちって八王子から直に乗ろうとしたら そこまでの渋滞に巻き込まれた・・・  おおおお

平日の夕方なので空いているだろう? と舐めていたのが間違いだった。

それでも7時前には高速に乗り、また少し渋滞していたけど、 まあ、今日は移動だけなのでのんびりと談合坂で一休み。 

トイレに行くと、後は一気に 西湖へ飛ばしす。

時間的に到着が夜なですから、 今日は無料の駐車場兼湖畔広場に泊。

 

テーブルとガスのランタンを出して明かりを点すと、 例の発泡ボックスからビールとカクテルを数本。     さすがに日中のキチガイじみた暑さと、 冷えていないビールやらカクテルやらをほうり込んでいたのでそれなりに溶けている。

水を捨てると ビールを取り出し、まず一人乾杯  えへへ

夕飯であるある コンビニ焼ソバをつまみにしながらゆったりと、時を過します。

 

もともとはキャンプ好きで、 独身時代から野宿とかしてきた僕にとっては、 至極手慣れた物で、雲の切れ間から見えるわずかな星空にいろいろな事を考えながら過す一時がとても好きなんです。

さてさて、ほどよくアルコールが回ってきた頃、 風も心地よいし、やたらと眠気を覚えた僕は早々に就寝することにしました

 

お休み! 

 

尾崎豊 - Bow!


2014年08月22日 | Weblog

今朝のこと、職場の裏のシャッターを開けて外に出たら、 路端の縁石に蝉がいた、いや転がっていた様に見えた。

「ん? 死んでいるのか?」と思って、親指と人差し指でつまむと、全く動く気配が無い。

やっぱり死んでるんだ・・・・と 思い、 そのまま芝生の上にポンと放りなげたところ、いきなり羽ばたきだした。

おっとと・・・    少し驚き!

オスなら例の如くギャーギャーと けたたましい叫び声をあげて 逃げようとするのですぐ分かるのだけど、そうではないのでメスであることは間違いない。

羽ばたき始めた蝉が自分の位置から南西方向へ角度45度くらいで空へと駆け上がり始めると、僕はこの蝉がその後どうするのかを見たくなった。

きわめて単純構造の筋肉と羽で構成されたこの昆虫は、滞空時間がきわめて短い事を知っていて、果たして70m程度先にある木にたどり着けるろうか?と。

ある意味馬鹿にしていたのですが、 その蝉はやがて45度の角度からそのまま孤を描くようにして僕の真上辺りまで来て滞空している。

「ほ~ こんなに長い時間、飛べるんだ??」 と感心してそのまま見ていたら、 

今度はホバーリング的な飛び方に変り、 数秒後には高高度を維持しつつ向きを変えて西方向へと飛び始めた、 ちなみにその方向には 倉庫は有れども200m程先へ飛ばねば、木は無い。

だんだんと 「こりゃ~すげ~な~!」と思い始めて、ただし困ったのが距離が100m程離れた辺りから殆ど見えなくなってきた。  

いくら視力が2.0有れども、小さな蝉を遠くまで追い続けることは困難で、僕が必死に目をこらしているうちに、その蝉は高度を保ちながら、とうとう視界より消えてしまった。

「ふぅ~!」 とため息を一つ付くと、 イメージ的に持っていた蝉の飛翔距離の長さをはるかに超えつつ飛んでいった事で、ささやかながら頭がかき乱されている。

思えば蝉といえばオスで、 メスは捕まえてもすぐにリリースしてしまうし、 そもそも鳴かないメス等は、どうでも良い!と思っていた事もあるので、扱った記憶というのがあまり無い。

オスはうっかり捕り損ねると、けたたましく泣き叫び飛んでいくので 否が応でも後を目で追う、それ故、あのへたくそな飛び方が目に焼き付く。

しばらく頭の中で違いを考えてみるけと、 思い出してみるなら、どことなくメス蝉の重さはオス蝉より重く感じ事が多かった。

オス蝉は そのエネルギーの殆どを 歌い過すことによって生命の終演迎えているが、メスははそれが無い。

だとするなら、 メスのエネルギーは オスの元へと飛んでいく飛翔力に使われていてもおかしくは無いわけで、 オスより強い筋力と持続力で長い距離を移動し、 自分の惹かれる声の方向に飛んでいく面で秀でていると考えてもおかしくは無い。

オスの歌う声に魅せられ、 空を飛んで、 卵を産み付けて命の終わりを迎える。

これがメスの生き方なのだろうか?

何となく不思議な感覚を覚えつつ、 だんだんと夏の終わりが近づいてくるのを感じている僕は、ふと建物の片隅に転がった死骸に気づいた。

蝉の骸は、大抵 蟻に砕かれることで、葬られる。

自然の織りなす不思議な相互依存関係は、 おそらく他の生物より異質である人間にも必ず適用されているはずであって、 しかしながらまったく別物だと信じて生きているが”人”という生き物でもある。