帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

7時間

2016年08月02日 | Weblog

昨日録画した、声援ビデオをスマホで見せたら、それをニコニコしながら見ていた母親。

 

夕方のほぼ7時に、ICUでの再開となりました。

 

11時に手術室に入ると、112時には手術開始。

17時には主治医の先生が現れて結果連絡が有り、「多少の輸血をしましたけど問題なく手術は終了しました」とのお話。

親父はその強気な言葉とは裏腹に終始落ち着きがなくて、病室面会室(ICU横ではない)で待っている間にも、他の病人さん(退院間近)とやたら話したり、昨晩眠れなかったのだと思いますが+気疲れでテーブルに突っ伏したり。

 全然落ち着きが無い。

 

「僕が待機しているから車で寝てきなよ」と促して午前に30分ほど、 午後にもう一度(客の少なくなった診察待ち室で)一眠りさせて、

とにかく、時間がすぎるのが半端なく長い・・・・

 

指定場所から離れると緊急事態の時にすぐに医者が手を打てないので、親父か僕のどちらかが指定場所に居なければならないのですけど、

できるならテーブルと椅子だけではなく、ウトウト休めるソファが置いてあれば・・・と思う。

 

待機するのは若い人ばかりじゃなく、うちの親父みたいに80を越した年寄りもいるのだから。

 

待機場所からICU待合室に移動して、その後も待っていたのは約3時間。

先生が現れて説明を受けてからの待ちが2時間ほどその中に入るけど、母親の姿を見て、それも納得。

 

術後すぐにレントゲンやら血液の流れを測る装置の検査を受け、着替えをさせてもらってからICUで全身に測定器とチューブ挿入したりして、

時間が掛るのも見ただけで分る。

むくんで膨れ上がった顔は、まるで太った大仏様みたいで、長い時間の手術をそれが物語るけど、麻酔が覚めない寝顔は穏やかだった。

 

ICU室での面会はせいぜい5分程度しか許されず、感染症予防という関係でそうなのだけど、患者一人に沢山の監視モニターが並び、最低は二人が24時間、患者の足元に設けられた作業ディスクと集中コントロール装置で監視している。

その安心感は半端ないけど、 担当してくれている看護師さんにはひたすら感謝するのみ。

 

二人で帰る道筋、なんかやたらと元気な親父で、流石に腹が減っていた僕は、帰りのスーパーでステーキ肉を買い込んで実家で調理。

親父は普通の弁当を買っていた(笑)

 

ビール飲んで一日を振り返るけど、あれだけ長いと思っていた時間が今になると妙に短かった気がする。

手術を担当してくれた筑波大学病院のスーパードクター 榎木先生に心から感謝しつつウイスキーのお湯割りで寝る前のひとときを過ごす僕でした。