GetUpEnglish

日常よく使われる英語表現を毎日紹介します。毎日日本時間の午前9時までに更新します。英文執筆・翻訳・構成・管理:上杉隼人

GetUpEnglishについて

毎日更新! GetUpEnglish Updates Every Day! Since April 1, 2006 (c) 2006-2025 Uesugi Hayato(上杉隼人)

IT WAS AN ACHING MEMORY AND A HEARTBREAKING VINDICATION

2012-05-10 01:02:35 | B

 今日のGetUpEnglishは、結成50周年の年に再結成をしたThe Beach Boysの復活コンサートを伝えるThe New York Timesの記事から紹介する。

 http://www.nytimes.com/2012/05/10/arts/music/beach-boys-beacon-theater-music-review.html?_r=1

 全員60代後半、70歳を超えているメンバーもいるグループが、2時間半におよんで合計43曲を演奏する大変なコンサートとなった。その最後の部分が感動的だ。

◯Practical Example

 "In the concert’s most touching moment, Mr. Wilson sang 'I Just Wasn’t Made for These Times,' a song from “Pet Sounds” about being an innovator who’s universally misunderstood: 'Every time I get the inspiration to go change things around,' he sang, 'No one wants to help me look for places where new things might be found.'"

 「このコンサートのもっとも感動的な瞬間は、ブライアン・ウィルソンが『ペット・サウンズ』収録『駄目な僕』をうたった場面だ。この曲は、何か新しいことをしようとする人物が世間に誤解されてしまうことをうたったものだ。『いつも物事を変えたいという強い気持ちを持つんだけど』とブライアンはうたった。『誰も新しいものが見つかるかもしれない場所をぼくが探すのを手伝ってくれないんだ』」

●Extra Point

 これはまさにPet Sounds(1966), そしてそのあとのSmile製作中のブライアンの気持ちを表わしているのかもしれない。

◎Extra Example

 "The chords and melody climbed, lingered, fell back; Mr. Wilson stayed with them, fighting his limitations, as the Beach Boys sang harmony. It was an aching memory and a heartbreaking vindication."

 「コードとメロディは盛り上がり、しばらく響きわたり、やがて聴こえなくなった。ブライアンは、その音とともに、自分の限界に挑んだ。そのあいだ、ビーチボーイズは、ハーモニーを奏でた。それは痛々しい記憶として、胸も張り裂けるような弁明として、そこに残された」

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする