5月はアメリカの大学の卒業式シーズンだ。この時期になると、各大学では、著名人を招いて演説してもらうことがよくある。
2005 年5 月22 日、ニューヨーク州のバッサーカレッジ(Vassar College)の卒業式で、名俳優のトム・ハンクス(Tom Hanks, 1956- )が演説をした。
本日のGetUpEnglishでは、トム・ハンクスのこの名演説の一部を紹介しよう。
◯Practical Example
"Life outside of college is just like life in it: one nutty thing after another, some of them horrible, but all interspersed with enough beauty and goodness to keep you going. That’s your job ? to keep going."
「大学の外の生活は、大学内の世界と同じです。いかれたことが次々に起こります。その中には本当にひどいこともありますが、すべてに十分な美と善がちりばめられ、みなさんを前に推し進めてくれるでしょう。それがみなさんの仕事なのです―進みつづけること」
●Extra Point
そしてハンクスは、このようにつづける。
◎Extra Example
"Your duty is to help ? without ceasing."
「みなさんの義務は手助けをすること―決して中断することなく」
トム・ハンクスのこの名演説は、上岡伸雄編著『名演説で学ぶアメリカの文化と社会』(研究社)に対訳とともに掲載されている。そして付属CDにはハンクスの生声も収録されている。ぜひご確認ただきたい。