pointは「尖頭、剣先、刃先、切っ先、穂先、針頭」であるが、状況によっては「問題の点、主眼点、眼目、力の入れどころ、核心」といった意味で使われる。今日はこの語の意味の使い方を学習する。
the pointと定冠詞をつけた形で、そしてwhat’s the point...?の形で使われることが多いようだ。
〇Practical Example
"What would you do if you suddenly came into a fortune?"
"It'll never happen, so what's the point of even considering it?"
「もし君が大金を手にしたらどうする?」
「そんなあり得ない話をしてもしょうがないだろう」
「それを考慮する主眼点は何だ?」ということから訳した意味になると思う。
●Extra Point
もう一例。
◎Extra Example
"His wife got fed up with his single-minded devotion to work, so they're getting divorced."
"What's the point of success if you have to make sacrifices like that?"
「仕事一本やりの彼を奥さんが嫌になって離婚さ」
「そんな犠牲を払ってまで出世してもしょうがないのにね」
これも「そんな犠牲を払ってまで出世する主眼点は何だ?」からの上のような意味になる。
☆Extra Extra Point
『若い読者のためのアメリカ史』訳了後、現在翻訳中のこの本に、以下の表現があった。
https://yalebooks.yale.edu/book/9780300208832/little-history-religion
★Extra Extra Example
We’ve already noted that Paul sent the slave Onesimus back to his owner Philemon. Be kind to him, he pleaded. He is now a fellow believer in Jesus. But there was never any suggestion he should set him free. What would be the point when all things were coming to an end anyway?
パウロがフィレモンの奴隷であったオネシモをその地に戻したことをすでに見た。彼を大事にするようにパウロは嘆願した。パウロはすでにキリストの熱心な信者だ。だが、彼がオネシモを自由にするかもしれないと思わせるようなことはどこにもなかった。とにかくすべてが終わりに向かう時、そんなことをしていったいてどうなる?
こちらも12月発売予定です。
どうにか訳了しました。
おそらく400ページを超えるこのシリーズのなかではいちばん濃厚なものになるでしょう。
アメリカ史は面白い。アベンジャーズやスター・ウォーズに負けないくらい面白いかも。
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若い読者のためのアメリカ史(仮)
著者 ジェームズ・ウエスト・デイビッドソン 著
上杉隼人 訳
下田明子 訳
ジャンル 人文 > 歴史
ISBN 9784799107690
判型・ページ数 A5
定価 本体3,600円+税
http://www.subarusya.jp/book/b377937.html
https://www.amazon.co.jp/dp/4799107690