本日11月21日付の『日本経済新聞』の読書欄に『最後のダ・ヴィンチの真実 510億円の「傑作」に群がった欲望』の書評が掲載されました。
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO66474230Q0A121C2MY5000/
小川敦生評/ベン・ルイス著、上杉隼人訳『最後のダ・ヴィンチの真実 510億円の「傑作」に群がった欲望』(集英社インターナショナル発行、集英社発売)
「美術品の値段はどのようにして決まるのか。本書は、論理的な解説が極めて難しいこの問いに対して、1件の究極の事例をもとに答えを導き出すことを試みたノンフィクションである」
ありがとうございます!
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO66474230Q0A121C2MY5000/
――『サルバトール・ムンディ』のどこに一番惹かれましたか?
それほど惹かれませんでした。
「ダ・ヴィンチの絵だ! 信じられない!」と興奮する人もいましたが、わたしはそうではありませんでした。
ダ・ヴィンチがそのように描いたからか、ずっとひどい環境に置かれていたからか、絵はとてもひどい状態でした。
キリストの顔は表面が剥げ落ちてまるで幽霊のようでした。
大がかりな修復も施されているようでした。
魔法にかけられようにこの絵に惹かれた人もいました。
でもわたしはこの絵を2011年と2017年に見ていますが、そう思いませんでした。
わたしが関心を持たずにいられなかったのは、美術界の謎です。
何かよからぬことが行われているように思わずにいられないのです。
『サルバトール・ムンディ』の謎を解いてみたいと思いました。
謎が解けるか? ダ・ヴィンチ・コードを解読できるか?
「この絵はダ・ヴィンチの絵だろうか?」
最大の謎を問いかけています。
『最後のダ・ヴィンチの真実 510億円の「傑作」に群がった欲望』
ベン・ルイス・著
上杉隼人・訳
発行 集英社インターナショナル
発売 集英社
好評発売中!
ポール・マッカートニーとテイラー・スウィフトが今年に予定されていたグラストンベリー・フェスティバルで一緒にステージに立つ予定があったようだ。
今日のGetUpEnglishはこの記事から紹介する。
Taylor Swift: I think it’s important to note that if this year had gone the way that we thought it was going to go, you and I would have played Glastonbury this year, and instead, you and I both made albums in isolation.
Paul McCartney: Yeah!
Swift: And I remember thinking it would have been so much fun because the times that I’ve run into you, I correlate with being some of the most fun nights of my life.
correlate withは「互いに関連する, 相互的関係をもつ 〔with, to〕」(英和大辞典)で、Oxford Advanced Learner’s Dictionaryにあるように次のように使われる。
A high-fat diet correlates with a greater risk of heart disease.
よって赤字の部分を訳すとすれば、「あなた(ポール)一緒になったときは、いつもわたしの人生でいちばん楽しい夜になったから」くらいでいいと思う。
the times, the most fun nightsと複数になっているので、ポールと会ったのも、楽しい夜になったもの一度ではないので、「いつも」という語を入れてやればいい。
意味はもちろんとれるが、これを日常会話で使いこなせるようにしたい。