岩波書店が発行している「図書」という薄い雑誌がある。ページ数100ページほどのうち、3分の1は岩波書店の広告という雑誌である。しかし内容は充実している。内容は多岐にわたり、執筆者たちも素晴らしい人たちだ。我が家は岩波書店の雑誌は「世界」「思想」もとってはいるが、私はこの「図書」をこよなくい愛し続けてきた。薄いというのも利点のひとつ。薄いからかさばらないし、何よりも軽い。電車や病院などの待ち時間に、バッグから出して読むのにはうってつけだった。専門家の文章だが、誌面の都合もあるので、コンパクトにまとめられている。だから読みやすいし、理解しやすい。もっと内容を深く知りたければ本を買えばいい。それには後ろについている出版目録も役に立った。あらかじめ出版物の紹介を読んでいるので、書店で見つけて買ってきたものだ。そんなわけで我が家は岩波の書籍は多い。
「図書」の創刊は1958年(昭和33年)というから、学生時代だ。多分出版目録のサービス品だったのではないだろうか。結婚してすぐ取り始めたから、この雑誌とはかれこれ50年もの付き合いになる。たしか初めは、誌代は1冊10円、まとめて500円ぐらい送っていたと思う。年を経て、1冊100円となったが送料に過ぎない。数年分まとめて送っていたのだが、それはすべてpapasanがやってくれていたので、くわしいことは知らない。毎月届く「図書」を愛読するのは私だったが。
5月で誌代切れの通知が届いた。で、目が悪くなってきたのもあるが、終活だ。残念だが、ここで購読を中止する旨の電話をした。ちょっとさびしい。
「図書」の創刊は1958年(昭和33年)というから、学生時代だ。多分出版目録のサービス品だったのではないだろうか。結婚してすぐ取り始めたから、この雑誌とはかれこれ50年もの付き合いになる。たしか初めは、誌代は1冊10円、まとめて500円ぐらい送っていたと思う。年を経て、1冊100円となったが送料に過ぎない。数年分まとめて送っていたのだが、それはすべてpapasanがやってくれていたので、くわしいことは知らない。毎月届く「図書」を愛読するのは私だったが。
5月で誌代切れの通知が届いた。で、目が悪くなってきたのもあるが、終活だ。残念だが、ここで購読を中止する旨の電話をした。ちょっとさびしい。