Cogito

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図書

2016-03-23 21:29:29 | 日記
岩波書店が発行している「図書」という薄い雑誌がある。ページ数100ページほどのうち、3分の1は岩波書店の広告という雑誌である。しかし内容は充実している。内容は多岐にわたり、執筆者たちも素晴らしい人たちだ。我が家は岩波書店の雑誌は「世界」「思想」もとってはいるが、私はこの「図書」をこよなくい愛し続けてきた。薄いというのも利点のひとつ。薄いからかさばらないし、何よりも軽い。電車や病院などの待ち時間に、バッグから出して読むのにはうってつけだった。専門家の文章だが、誌面の都合もあるので、コンパクトにまとめられている。だから読みやすいし、理解しやすい。もっと内容を深く知りたければ本を買えばいい。それには後ろについている出版目録も役に立った。あらかじめ出版物の紹介を読んでいるので、書店で見つけて買ってきたものだ。そんなわけで我が家は岩波の書籍は多い。

「図書」の創刊は1958年(昭和33年)というから、学生時代だ。多分出版目録のサービス品だったのではないだろうか。結婚してすぐ取り始めたから、この雑誌とはかれこれ50年もの付き合いになる。たしか初めは、誌代は1冊10円、まとめて500円ぐらい送っていたと思う。年を経て、1冊100円となったが送料に過ぎない。数年分まとめて送っていたのだが、それはすべてpapasanがやってくれていたので、くわしいことは知らない。毎月届く「図書」を愛読するのは私だったが。

5月で誌代切れの通知が届いた。で、目が悪くなってきたのもあるが、終活だ。残念だが、ここで購読を中止する旨の電話をした。ちょっとさびしい。
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月に一度

2016-03-23 16:19:19 | 日記
今日は水曜日、陶芸の日だ。総会の打ち合わせをして、朝倉医院に薬を貰いに行く。月に一度、岩の道を歩く。きょろきょろしながら。

いい香りに目をやると、道祖神の横の上り口にたくさんのフリージャが咲いていて、その香りだった。思わず近寄って甘い香りを楽しんだ。そして手すりのついた階段をいぶかしく眺めた。はて、ここは専祖畑へ行く道ではなかったっけ。石でできた素敵な階段だったはずだが、いつこんなコンクリートのつまらない階段になってしまったのだろう。よく見ると階段は少しカーブしている、カーブを付けることによって段差を低くしたものと見える。それは優しい配慮だ。確かに以前の石の階段は、まっすぐに上がっていて、一段一段が高かった。ずっと昔、ある人から途中にお住いの方が大変だからあの階段を低くしてやってくれと言われたが、途中にお住いの方に聞くと、慣れているから、今のままでいいと言われたことがあった。とはいえ、今の私だったら、あの階段は敬遠するだろうが、あの石を再利用できなかったものか。通りが美しいからなおのことコンクリートの階段は無粋。石の町の、しかも専祖の碑に行く上り口が、なんとも。石工専祖が、美の町が泣く。

今はどこのお宅もボケが美しい。この通り、花を数えながら歩くのは誠に楽しい。ジョウビタキ(♀)にも出会った。 通りから向こうに美しくアーチを描く白モクレンの大きな木に気が付いた。きれいだな、どこのモクレンだろう。よくよく見ると我が家の白モクレンだった。ここから見たことはなかったが木全体が見える。大向うから声をかける。お~い、きれいだぞ~!

夜、和美さんにその話をすると、謡坂の方からもきれいに見えると教えてくれた。そうなんだ、役場方面からは見ていたけど、屋根越しのモクレンだった。木全体が見えると格好良くてきれいだね。あの木は私が苗木を買って植えたものなんだ。
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アゲハのさなぎ2

2016-03-22 15:05:19 | 日記
今日は暖か。桜の蕾もほころび始めた。まだ開花とは言えないかな。
アミガサダケを映したついでに、もうそろそろかなと、さなぎも見てみた。あんまり変わっていない。
今週後半から、また寒くなるっていうからさ、無理しなくてもいいよ。ゆっくり出ておいで。
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アミガサダケ

2016-03-22 14:15:34 | 日記
路傍にアミガサダケが生えた。我が家で、気が付いたのは初めてである。さっそくコンデジで写真を撮った。50cmぐらい離れて3本、見つけた。もう1本はすでに干からびていた。ということはもっと前から生えていたものとみえる。コンクリートの細い通路の脇、落ち葉がいっぱいたまったところにコンクリから出たかのように生えている。アミガサダケそのものは本州以南ならどこにでも生えるキノコだからさほど珍しいものではないが、我が家では珍しい。食べられる。もちろんレストランでだが、食べたこともある。

胞子はどこから来たんだろう。珍しいと言えば、以前キツネノエフデが自生したことがある。その時はなんだかわからず、つぶしてしまった。そこでキノコの図鑑を買ったのだった。図鑑はどこに突っ込んであるだろう、ずいぶん昔のこと、でも探してみるか。
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電力小売

2016-03-21 08:41:38 | 日記
4月から電力小売りが自由化される。それを聞いた時点から、できれば自然エネルギーを取り入れている供給元を選びたいと捜していた。近くでは平塚に湘南電力という会社があった。問い合わせると、企業向けの供給はすでに行っているが、一般用の供給は9月以降になるという。さて、9月までどうしたものか。そこでいろいろ調べた。もちろん電力供給に関する政府広報もきっちり読んだ。確認のために東電にも電話をして聞いてみた。東電の新規提供に契約すると契約期間は2年間、だから途中解約すると違約金が必要。いまのまま現状を続けることは可能、途中解約しても、契約していないので違約金は不必要、ということだった。ではしばらくこのままでいこう。そのうち、5月ごろになると言っていたが、湘南電力からお知らせが来るだろう。

地下鉄サリン事件から、もう21年になる。ひどい事件だった。まさに無差別テロ。そのあとオウム真理教の仕業とわかりその狂気の実態が少しずつでも報道されると、国民は憎悪した。その憎悪を利用して破防法が成立したが、これを適用してオウムを解体するのではという国民の期待を裏切り、破防法は適用されず、いまだにオウムの活動は続いている。信者数も増えているという。私は破防法の狙いはほかにあると疑っていた一人だ。あれから21年、あの日突然、サリンで命を奪われた人、その後遺症など、大勢の人がいまだにサリン禍に苦しんでいる。痛ましい。

教主の麻原が逮捕されたとき、私たちはウィーンにいた。朝、ドナウ川を下ってブダペストに行くために、船着き場までタクシーを使った。タクシーのドライバーが麻原が逮捕されたことを教えてくれた。「あんな悪い奴、hungingだ」とドライバーが繰り返した。ブタペストの新聞の一面にもあのむさくるしい麻原の写真が載っていた。ウィーンから日本への帰り、いつもフリーパス状態だった空港の検査が、日本人には厳しかったのをおぼえている。
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