「女は二度生まれる」
CSで川島雄三の特集をやっている。
当たり外れのある監督みたいだけど、
この映画は、文句なしに楽しかった。
はじめの方、
路地裏でアイスを買うあたりのシーンは、
夏っぽくていい。
神社で男をつけたり、
寿司屋で板をナンパしたり、
映画館で高校生を連れ去ったり、
見事な手腕、軽快で楽しくっていい。
でも、相手を決めずに恋愛に生きるのは、
実は一人で生きていくことと同じで、
ときどきたった一人、
人生と向き合うことになる。
そんなときも、悲愴的にはならずに、
むしろ過去なんかさっさと人にあげちゃって、
一人でたたずむ終わりのシーンは、
粋で晴れやかで開放的でよかった。
「赤線地帯」
今年は溝口生誕50年。
CSの次はBSでも特集が始まった。
にしても、日本にしてもヨーロッパにしても、
娼婦の映画って多い。
折り返しの後はあまり見る気がしないけど、
鐘後はすんなり見ることができる。
同じ家にいて、それぞれの哀しみを背負っていても、
生き方は一人一人全然違う女たち。
一人の女が家を出て行くとき、
餞別をわたすシーンでは、
プレゼントにそれぞれの生き方が出てて面白い。
男は女を食いもんにするやつ、
依存するやつ、いいなりになるやつなど、
ろくなのが出てこない。
最初にかかるテーマ曲がなんかすごい。
恐怖に近い不安をかきたてるようで、
この映画にぴったりの音。
昔ユーロスペースで、
お昼ごはんを食べながら観た記憶がある。
CSで川島雄三の特集をやっている。
当たり外れのある監督みたいだけど、
この映画は、文句なしに楽しかった。
はじめの方、
路地裏でアイスを買うあたりのシーンは、
夏っぽくていい。
神社で男をつけたり、
寿司屋で板をナンパしたり、
映画館で高校生を連れ去ったり、
見事な手腕、軽快で楽しくっていい。
でも、相手を決めずに恋愛に生きるのは、
実は一人で生きていくことと同じで、
ときどきたった一人、
人生と向き合うことになる。
そんなときも、悲愴的にはならずに、
むしろ過去なんかさっさと人にあげちゃって、
一人でたたずむ終わりのシーンは、
粋で晴れやかで開放的でよかった。
「赤線地帯」
今年は溝口生誕50年。
CSの次はBSでも特集が始まった。
にしても、日本にしてもヨーロッパにしても、
娼婦の映画って多い。
折り返しの後はあまり見る気がしないけど、
鐘後はすんなり見ることができる。
同じ家にいて、それぞれの哀しみを背負っていても、
生き方は一人一人全然違う女たち。
一人の女が家を出て行くとき、
餞別をわたすシーンでは、
プレゼントにそれぞれの生き方が出てて面白い。
男は女を食いもんにするやつ、
依存するやつ、いいなりになるやつなど、
ろくなのが出てこない。
最初にかかるテーマ曲がなんかすごい。
恐怖に近い不安をかきたてるようで、
この映画にぴったりの音。
昔ユーロスペースで、
お昼ごはんを食べながら観た記憶がある。