宝物庫

冷蔵庫の下を久しぶりに掃除すると、
出てくる出てくる、モンチのお宝が。
オモチャの破片、ネズミのオモチャ、
さらに猫毛ボールが何個か出てきた。

ビー毛殿毛を合わせて作った
２色猫毛ボールをモンチは気に入って、
投げるとくわえて持ってくる。
私のところに持ってきては、
ぷっと猫毛ボールを吐くようにして放り、
また次に備えて構え、私の顔を見上げ、
「ちゃあこい！」とやる気の顔。
えんえんと遊ぶ。
そのうち、
また冷蔵庫の下に入れてしまう。

銀ぶら

私は夏のワンピ、
ダーはパリで買った赤いシャツを着て銀ぶらデート。

ビルに縁取られた空は青く澄んで、
真っ白なうろこ雲が一面に出て、
ヒカリモノの魚の腹みたいな秋の空。
陽射しは暑いけど、吹き抜ける風はもう涼しい。
日本の街にしては珍しく、歩いてるだけで楽しい。

再びエス子先生の個展に寄る。
ほかの友達も来てるかな、と思ってたけど、
いないので、またゆっくり眺める。
ダーもほっといたらいつまでも作品を見ている。

はしごでだんだんめん。
今日は一段とうまかった。
日比谷をぶらっとして、
いい感じのお茶場をさがしたけど、
禁煙だったり、かしこまりすぎたりで、
いいところが見つからず、
結局スタバでアイスラテを買って、
シャンテ前の噴水広場で一服。
帝国ホテルのラウンジも捨てがたかったけど、
ふのつく季節のお楽しみにする。
日比谷公園の上の空がきれい。

夜、枝豆、えのきバター、鯵の刺身、そうめんなどを用意して、
ロストのシーズン１を終わりまで見る。
謎を放るだけ放っといて放り逃げ。
え～～～～、というところで終わった。
嫌な感じだけが残る。
でもシーズン２を見ないわけにいかない。

ポルトガル戦

シャンゼリゼにつく頃、
ポルトガル戦が始まっているはずなのに、
通りは今までと変わりなく、
何の盛り上がりもない。
ユニフォームを着た若者は二人だけ、
その二人は国旗の端と端を持ち、
通りをぶらぶらしてる人に、
国旗をくぐらせていた。

雑貨屋でマニキュアを探したけど、
あまりいいのがない。
ネイルは日本ほど流行ってないみたい。

そのまま歩いていたら、
サッカー中継をしているカフェもあって、
周りには人だかりができていた。

ヴィトンの脇のジョルズサンク通りに入り、
アジア料理のお店のテラスで、
ゴイクン、トムヤムクン、チキンなど適当に頼んでビール。
日は暮れかかり、空の低いところに月が出ていた。
お店の奥でサッカー中継をしていて、
ときどき声援が聞こえ、
試合が終わると、皆ぞろぞろ、
半分の人は笑顔で出てきた。
残り半分は平生の落ち着いた顔だったけど、
試合はフランスが勝ったらしい。