河原にある大木の花、藤に香りも似てる
朝も夜も殿は自分では銀スプジュレのジュレ部分しか食べない。
70kcal分、指とシリンジで食べてもらった。
主にカロリーエースとキドナ、プラスちゅーるの総合。
夜にリフレしたら、その後少し水を飲んだ。
リフレは全く嫌がらないし、皮下にある程度は脂肪があって針を刺しやすい。
毛もふさふさしてる。
呼ぶと寝床から出て来て、撫でるとブルブルいう。
今日もぶじでいてくれた。
明日は定期検査。
ビーは、私の夜ご飯に鯵を焼いたら起きてきて横にはりついた。
しょっぱいからあげられないんで、かわりにササミを細かくさいてあげたら、ペロッと食べた。
カリカリもよく食べる。
私が寝るときカリカリを入れなと、ニャーニャー鳴いて呼びにくる。
ビーはステロイド治療をはじめてからゆるうんや下痢をほとんどしなくなったので、全体的に体力があがって若返ってるのかも。
最近、朝はビーとモンちゃんが枕元で寝ていて、顔を近づけてる。
ちょっと距離が縮まった気がしなくもない。
ビーは去年の冬までは殿とくっついて寝てたけど、いつからか殿が一人で寝てる邪魔をしなくなった。
その分、私に甘えにくる。
殿をモンチが一人占めしてたときもビーは私に甘えてた。
かわいいんだから、ビーはぁ。
でちょーね!
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会社のにゃんたは、久しぶりにMさんと私にチヤホヤされて興奮気味だった。
高い声でニャーニャー鳴いてはごろん。
休み中に集まっていた、しゃちょーの孫の女の子たちにロックオンされてたみたいだけど、あんまりなつかなかったらしい。
ほかの猫の気配があると、すぐ追い出して、怪我もないので、強い子だ。
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ニンニクの芽を炒めて、味見したらほとんど生で、口の中にも胃にも衝撃が走った。
ボディを殴られたような。
翌日まで変な感じが残ってた。
その後食べる気しなくて、大量に炒めたのどうしよ、と思ってたら、次の朝全部消えてた。
遅く帰ってきたダーが全部食べてた、よくあんなに食べたなー。
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失われた時を求めて4
花咲く乙女たちのかげにⅡ
前回どこまでメモったか忘れたけど、バルベックでブロックにも会って、家に行ったりする。
ブロックは頭はいいけど空気読めない、ぐいぐいくるめんどくさいタイプで、いるなぁ、こーゆう人、ロベール(サン=ルー)とは対照的。
◯(ロベールは)いつかブロックが自分のまちがいに気づいた時、彼の頬を染めるであろう赤みが、あらかじめ逆流して自分の頬に上ってくるのを感じるのだった。
サン=ルーのある伯父が、ヴィルパリジ夫人のところに二日ほどくることになり、サン=ルーはその伯父の若い頃の武勇伝を語る。
「閉鎖的な貴族社会でもとりわけ近づきにくいことでは他に抜きん出ており」
気安くコクりにきた若者を半殺しにし、それでいて庶民の人を可愛がって後ろ楯になり、彼が好きでやることが、たちまちスノブどもの真似するところになる。
語り手が歩いてると、誰かにじっと見られる。振り返ると、でっぷりして黒い髭の40がらみの男が、
◯目をかっと見開いて私を注視している。ときおりその目からは、この上もなく活動的な視線が四方八方に走るのだったが、それは知らない人の前に出たときに、なんらかの動機でその相手から、ほかの人間には思いもつかないような考えを吹き込まれる人びと―たとえば狂人とかスパイとか―そうした人びとのみ持つ視線だった。彼は私の方に最後にちらりと流し目を送ったが、それは大胆であると同時に慎重であり、素早くもあれば奥深くもあって、まるで逃走寸前に相手に向かってぶっ放す最後の一発のようだった。
怪しい男の描写はまだつづき、語り手はホテル荒らしの詐欺師かと思うこの男こそ、ロベールの伯父であり、かのシャリュルス氏だった。
二日間の滞在なので短い間だけど、シャリュルス氏登場のインパクトはさすがだった。
祖母もすっかり魅了される。
祖母の大好きなセヴィニエ夫人の書簡集をシャリュルス氏が語るのを、うっとりして聞く。
その頃の語り手は、
◯至るところで美女を欲し、美女を探し求め、美女を見いだす時期だった。
が、病気がちで一人ではダンスホールにも行けない語り手は、祖母を待ちながらぼんやりしてると、遠くの堤防に、5、6人の少女の集団を見つける。
この花咲く乙女たちの登場シーンは何十ページも続く、生き生きして瑞々しくて写したいけど長すぎる、今日はここまで。