なぎのあとさき

日記です。

お世話メモ、お芝居カフェ

2019年07月01日 | 猫トーク



あめばっかりねー

土日も殿はほとんど自分からは何も食べなかった。
ずっと雨が降ったり止んだりで、空気は重たく日もささないので、鈍るのもやむをえない。

食べようとは何度かしたし、水も飲もうとして、少しずつ、飲んだ。

今回食べなくなったころから、顔つきが変わった。
目をぱっちりあけることがない。
細くあけてることが多い。

あとどこが変わったんだろう、とダーに聞いたら、眉間のシワがなくなった、と。
殿は子どもの頃から眉間にシワのある、哲学者のような顔つきの猫だった。
おでこが白で分かりやすいせいもあるけど、トレードマークだった眉間のシワが、確かにない。

あらゆる煩悩から解放されたかのごとく。

なので、顔つきは変わったけど、新たな境地の顔、という感じで、ますますありがたい顔になっている。



目やにが出てるしほんとに痩せたし流動食で汚れてて写真にはうまく撮れないけど、ありがたい、美しい、いとおしい老猫の顔だ。

久しぶりに殿とビーと一緒に寝てた。
別の部屋でも、ビーが殿の頭を舐めてあげていた。

殿はトイレや水場の前で、かたまってフリーズすることも多い。
あちら側へ飛んでってしまってるかのように。

でもそれも、悲しむことではないのだ、と今のうちに教えてくれてるようでもある。

◯つまるところ、何も、何もありません。私に足りぬものは何もなく、何についても欲求を感じません。死、生、どちらも同じことです。永遠、時間、いっさいが永遠であり、いっさいが神なのです。

この一節は何度も引っ張り出そう。

そんな境地にさせてもくれながら、まだまだここにいてくれると思う。どうしても願ってしまう。

ビーも8月には19歳。ビーはビーでビーのままで猫らしく、人のご飯を狙う、廊下から呼びつける、ダーに2時間もポンポンさせ続ける、など猫の中の猫でいてくれてほんとに助かっている。
ビーはカロリー計算まではしなくても、体重で状態を見るだけでOK。

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土曜は、夕方、近所のカフェでやるお芝居実験をまた見に行った。Yさんのつける稽古も、それを受けて思わぬ方向に動く演者たちも、すべて即興で、演じてる人、見てる人、Yさんも、次になにが起こるか全くわからない。
見た後で、世界の見えかたが変わる、と誰もがいうし、私もそうだ。

お芝居のあとは、美味しくて楽しいご飯。
ムシャムシャ食べてはいつのまにか誰かとおしゃべりしてた。
そうめんをいろんなツケダレでいただいた。ペペロンそうめん、担々そうめん、ガスパチョなど。
しゃきしゃきのとうもろこしご飯のおにぎりもカツオのたたきも美味しかった。
ホスピタリティーが尋常じゃない、ここの人たち。
タバコを忘れて帰って、あとで家の前まで届けてくれた。

雨降る喫煙所で聞いた、Tの話がさっぱり要領を得なかった。
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