日曜日の海
水着になって、C「あたし白くてブヨブヨしてる」
たしかに、ひそかに思っていた、去年までとなんかちがう。
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庭の工事が始まって、窓の外を人が出入りしてるけど、気にしてるのはモンちゃんだけで、殿もビーも気にしてない。
さすがプロで、残ってる木の根っこはきれいに避けて配水管まで掘ってある。掘るのはスコップで手作業なので暑いと大変そう。
モンちゃんは面白そうに見てる。でも穴に落ちると大変なので、しばらくお庭散歩はできないね。
作業台の上でガマンしてね。
みんな工事がストレスになることはなさそう。
梅雨が終わってもしばらく外に洗濯物がほせない。てか、梅雨終わった気になってたけど月曜も夕方から雨降ってる。
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ビーはずっと調子よくきていて、やっぱりステロイドを5日に1回で続けて良かったと思う。
吐き戻しもほとんどないし、下痢やゆるうんもないから、去年の今ごろより若返ったかも。
お腹がふっくらして、ダーもビーの肉付きが良くなった!といってる。
顔もすごくかわいいし。
ふくふく
殿が食べない刺身をチンしてよく食べるし、カリカリも数種類よく食べるから、カロリーもしっかり取れてる。
寝室に行きたいときは、寝室の前の廊下で「にゃーん!」と私を呼んで、一緒にベッドに横になるし、殿のいる和室に私が行くと、一緒についてくる。
何から何まですべてがかわいいんだから、ビーはぁ。
殿は月曜も、9割は強制給餌だけどよく食べた。180kcalくらい。サーモンは鮮度が落ちるととたんに食べない。
どんな刺身もチルド室で3日は持つけど、2日目には風味が落ちるのは、毒味役の私にも分かる。
殿、ご飯は食べさせてもらうもの生活に馴染んでる様子。
呼ぶと側に来て、撫でられていた。
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上京してから今までだから、30年近く?!
長持ちしたなぁ。
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ゲルマントの方へ 2 序盤メモ
祖母の死のシーンは読む前から構えていたけど、そこまで構える必要はなかった。
公園のトイレで祖母を待っていてもなかなか出てこないというシーンはリアリティあったけど、その後はちょっと肩すかしと感じるほど、あっさりしていた。
あんなにお世話になった大好きな祖母なのに、語り手の感情はほとんど語られず、出入りする人々の人間模様やフランソワーズのことばかり。
ゲルマント公爵は全く空気を読まず、バカっぽかった。
あとは、頭のうっ血をヒルに吸わせる治療法はマジかと思った。
だいたい語り手は、祖母の具合がどんなに悪かろうと、ゲルマント公爵夫人に会うため近所をフラフラしては待ち伏せしていた。
ヘタレでスケベ心満載で甘ったれで勘違いばかりの語り手に、もう一つ、薄情も追加。
ママンにたしなめられて、待ち伏せをやめると長い夢から覚めたように公爵夫人のことは忘れる。
代わりに、サン=ルーが紹介してくれるというステルマリア夫人との快楽を夢想して、しつこいほどに快楽について語る。
そんな折、アルベルチーヌが訪ねてくる。
アルベルチーヌへの興味は薄れていた語り手だが。
◯アルベルチーヌの声の出し方はとても甘いので、ただ話しているだけで彼女に抱擁されているような気がしたからだ。彼女から一声かけられることは好意を寄せられることであり、彼女と会話するのは接吻で覆われることだった。
純粋に肉体の欲望のみで、キスをして、ベッドで満足を得る。
◯快楽に先立つ瞬間は、彼女からふだんの関心や気取りをすべて取り去ってしまい、其のてんで死のあとにくる瞬間にも似て、若々しくなったその表情に幼児の無邪気さのようなものを与えていた。おそらく、自分の才能が不意に発揮され始めた人は、だれもかれも謙虚になり、熱心で魅力的な人になるのだろう。
ゲルマント公爵夫人も忘れた頃に語り手に親しく話しかけてくる。
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先週の木曜、それに今日(月曜)に河原で読んだ。このところ忙しくて、河原に行ったのも久しぶり。
雨が長かったので、多摩川はこのところずっと水かさが増している。
増水の川は海に似ていて、全身全霊でボーッと眺めてられる。
平日は一人で来て佇んでる人が数人いる。
梔子はそろそろ終わりの一輪。
百日紅が咲き進む。
長い梅雨が嘘のように思えるであろう夏が、今週には来そう。