なぎのあとさき

日記です。

殿の三月検診

2019年03月14日 | 猫トーク

3月2週目。ウツギも芽吹いて、日に日に春らしくなってる。

ビーはほんと元気でよく食べて下痢もしてない。
殿は食べるものがどんどん減ってきてる。
お刺身も鶏肉もウエットフードもちょっとしか食べないし、ふやカリまで食べなくなった。
代わりに銀スプカリカリと懐石ゼッピンカリカリを食べるけど、これはビーとモンちゃんも好きだから、食べてる量がわからない。
毎食指ご飯もして、体重はキープできてはいるけど。

今日(木曜)は休みだったので、みんな外に出て散歩して、おのおの、土の上で日向ぼっこしてた。ビーが最初に戻り、殿もゆっくり戻り、モンちゃんは1時間くらいは外にいた。
昼くらいまで、私もタンクトップで日向ぼっこ。午後はだんだん気温が下がった。






家の前の通りの白木蓮、今年は花数が少なくて、花が大きい。

Tカフェにて、今月の群像は、山下公園で海に落ちて、ワンちゃんや元気いっぱいのPちゃんが出て来て、鎌倉から江ノ島の海沿いの風景になって、と、めっちゃ楽しかった。

河原にも出て、土手で読書。
「天然知能」は、毎日3ページとか5ページとか、少しずつ読んでる。
自分から見て判断する一人称的な人工知能と、科学的根拠から判断する三人称的な自然知能に対して、外部に何かある、何だろう、と判断はしないで様子を見る1.5人称的な天然知能、と書くと簡単ぽいけど、難しい。海の魚や猫に対する私は天然知能だと思った。

クロダイは成長するとみんな雌になる、というのは自然知能で、でも沖へと誘いに来たり、イワシの群に案内してくれるクロダイを兄さんと呼んで慕うのは、天然知能のなせるわざ、なのかな、よくわからない。哲学っぽいのは苦手だけど、最後まで読みたい。

つづけて「失われた時を求めて」は、子供時代の夢うつつの回想が終わり、何年かすぎて、プチマドレーヌを食べてコンブレーの記憶が一気によみがえる有名なくだりを過ぎて、鐘楼の描写、遊び人の叔父の登場も過ぎ、河原の木の横でちょうど読んでたシーンは、コンブレーの庭の木陰で読書しながらベルゴットのことを考えるところで、本を読んでる自分とかぶり、ベルゴットがそのままプルーストだった。

鴨が大小大勢いて、おしゃべりしたり、飛んでは着水したり。

夕方、殿の定期検診で、腎臓値は全て標準値、体重は前回より増えていて嬉しいのもつかの間、心音に若干問題ありとのこと。

まだ気にとめるくらいでいいけど、肥大型心筋症のおそれがあり、心臓の下の壁が普通6ミリなのが10ミリを越えて厚くなってくると、血液を送り出す量が減り、いずれは血栓症のおそれがある、とのこと。

まだ心臓の薬を飲むほどではないけど、血栓症の予防は始めてもいい、と。
―少し調べたり考えたりしてからでもいいですか?
―それでいいんです、僕も早めに言ってますから。
―腎臓よくなったと思ったら別の問題かあ。
―もうすぐ19歳ですもんね(笑顔)

血栓。私もピル飲んでたとき、タバコの本数制限が守れずいつも血栓のおそれがあったけど、大丈夫だったし!

できれば薬を増やしたくない。
殿が何より嫌がるのが投薬だからね。
調べるのはちょっと気持ちに余裕のあるときにしよう。

今日は殿は外に散歩に行って、手触りも毛並みも良くて、撫でるとブルブルいってる。
余計な心配はしたくない。

昨日からダーの仕事の時間が遅くなり、帰りが2時頃なので、昨晩は一人で殿のリフレをした。
「わるいけど、私一人なんだ、たのむね、いい子にしててね」というと、殿は最後までいい子でじっとしててくれた。いつもそうだけどね。
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