なぎのあとさき

日記です。

奇想の系譜

2019年03月18日 | 日々のこと


夜はまだ10℃を切るので、すっかり春という感じでもない。

猫たちの様子は変わりなし。殿は偏食のままだけど、日によってササミをよく食べたり、サーモンをよく食べたり。ウエットは銀スプの国産マグロのレトルトだけ。国産のやつしか食べない。エナジーちゅーると総合栄養食ちゅーるを指ご飯したり、カロリーエースの液体タイプをシリンジご飯して補助。体重は17日3.4キロ。
ビーはモンプチのとろーりシリーズを、毎食1缶と、カリカリもよく食べる。

キッチンでやることが多くなってる中、キッチンの電気がつかなくなった。スイッチが壊れてる。

近い!

土曜日は奇想の系譜@都美。
財布を忘れたことに駅で気がついて、ダーに借りて過ごした。
上野公園は、オオカンザクラが満開。


若冲は、象も鯨も素晴らしい屏風の絵をまた見れた。鶏の屏風絵、雄鶏図も何枚かあって、みんな生き生きして、色といい、姿形といい、それはもう美しい。古今東西、こんなに鶏の美しさに迫った画家はほかにいるだろうか。若冲は庭で数十羽の鶏を飼いはじめて、すぐに写生するわけじゃなく、まず徹底的に観察した。朝から晩まで鶏を見続けて一年、ついに鶏に「神気」を見いだし、鶏を自在に描けるようになったそう。そこから、様々な動植物の神気を捉えて描いてたそう。生き物を愛し、生き物に愛されてることが絵から伝わる。

曽我蕭白は鬼や仙人、妖怪?のニヤニヤした顔に引き込まれる。お釈迦様の子供時代、雪山童子図は、鬼の青がきれい。長沢芦雪(ろせつ)は、屏風の象も牛も美形で、牛に寄り添う子犬がかわいくて、今回グッズにフィーチャーされまくっていた。猿の絵も良くて、掛け軸は主役の動物だけでなく、添えられる四季折々の花、枝、葉などもうるわしく、背景とはとても言えない。画家の自然リスペクトが強くて嬉しくなる。
禅宗のお坊さんでもある白隠慧鶴の達磨図は、大きくて迫力があった。鈴木其一(きいつ)は、百獣百鳥図も楽しいけど、『貝図』のデザイン性の高さ。すごい。この人の絵、もっとまとまって見たい。国芳は言わずもがな、楽しい。有名な骸骨の絵、鯨、大鯉の絵、猫だらけの絵もきてた。

画家たちは龍と虎を対で描くことが多い。身近な動物に比べると虎はデッサンが怪しいけど、爪とかポーズとか、猫をモデルにしてたかもしれない。


美術館を出ると、一雨降った後だった。「傘持ってると雨降らないから、お守りがわりに傘持ってく」というダーのいうとおり、雨にあたらずにすんだ。

不忍池に出ると、柳の木が明るい緑の小さな葉と一緒に花も咲かせていた。

お土産スイーツ買って、トンカツ屋へ。ビール飲んでトンカツにアジフライもつけてご飯大盛ですごい量なのに、満腹にならなかった。漬物がちょっと足りなかった。

夜は久しぶりにダーと私が揃ったら、殿もビーもダーに横付けしてポンポンされていた。
私一人だとおとなしいモンちゃんも、アンワー!としつこく叫んでエントランス散歩に連れて行ってもらった。

モンちゃんは8キロ手前まできてうちの猫体重記録更新してるけど、まだまだ子猫らしくジャンプして、ふすまにドーン!

私も体重増えっぱなし。食後のお菓子もいつのまにか復活してるし。

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