なぎのあとさき

日記です。

風香る春

2019年03月11日 | 日々のこと



10日の日曜日は晴れて、初めてウグイスの声を聞いた。Eちゃんは2週間くらい前に聞いたって言ってたから、今年はずいぶん早い。

雨が多くて見逃してたけど、気づいたら白木蓮や、こぶしも咲いてる。

お昼頃にまた殿は作業台の上で昼寝。ビーとモンちゃんは隣の隣の雑草の多い庭まで歩いて、戻ってきた。

午後は海へ。由比ヶ浜につく頃には日が陰り、水平線の上に一筋雨雲があった。海は明るいけど濁りはじめて、春の海らしくなってきた。啓蟄はプランクトンの活動も始まるのか。潮の匂いが濃くなり、風は少しあるけど寒くない。

前の日の酒が残っていて全身ちょっと痛くて、私はやっぱりアルコールのアレルギーで酒が筋繊維を傷つけてるような感覚があったけど、海にいたら消えた。潮はもうそんなに冷たくない。

お寺に向かってるときにさっと雨が降り、雨と土と、花の匂いで空気が濃くなった。傘をさして鳥居の中まで行くと、雨は止み、ウグイス、ガビチョウ、フクロウの声が聞こえた。

梅はほぼ終わりだけど、まだ香りが濃い。犬のオシッコみたいな匂いの、通称犬ション水仙が満開。バナナの木の蕾が膨らみ、紅木蓮の蕾も膨らみ、ミツマタが咲いて、桜まであと2週間。

ベンチでストレッチ。お寺を出る頃には酒疲れが全部消えた。3週間海に来れなかったCも、体が完全に伸びた、と。今、体重記録更新中だそうで、確かに貫禄が増している。

恋すれば一発で肉落ちるんだけどなー、ご飯食べるの忘れちゃうような恋したいなー、だよねー!とか話しながら、ポテトとナゲットむしゃむしゃ。

月曜もいい天気で、庭でひとしきり猫たちと日向ぼっこした後、河原に出た。増水してて、テトラが水没してた。ちょっと来なかった間に、菜の花や浜大根がたくさん咲いてた。黒いカモはまだいる。


「色のない島へ」読了。ソテツは2億5000万年前からあって、環境への適応力が素晴らしい。ちなみに動植物の中でトップクラスに精子が大きくて肉眼で見ることができる種類もあるそう。

○ロタのソテツの森を歩きながら、私は自分の感覚が拡大し、まるで新しい感覚、時間の感覚が私の内部で生まれ、秒や分という短い時間を理解するのと同じくらい簡単に、1000年や10億年といった途方もなく長い時間を理解できるようになる気がしたのだった。

誰にでもすすめたくなる面白い本だった。やっぱり河原での読書は集中できる。途中でトレーナーすら暑くなり、ヒートテック一枚になっていた。そろそろヒートテックも脱ぐとき。


太陽が小さい雲に入ったとき、太陽の回りに丸い虹が出た

続いて、満を持して、というか、結婚した頃に読んでて、新婚旅行先のパリでも読んで、第二部まで読んでフェイドアウトしてた「失われた時を求めて」を頭から読み直すことにした。出だしは2度目だけあってすいすい読めて、もう面白い。ママンのおやすみのキスだけが楽しみな子供時代、美しい祖母、浅はかな大伯母、家族の唯一の友人らしいスワン。

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花粉注意報

2019年03月11日 | 猫トーク

また一回り大きくなったクリローちゃん

みんな日陰で立派にそだってくれる

濃い色の花も次々開花

どんどん暖かくなってきて、今年は冬なんてあったっけ?なんていえる日がくるとは。

花粉の人は大変みたいでダーも朝から「窓開けないで!」「目が腫れてる!」と騒いでる。
東京は杉花粉がとくに多いみたい。三浦半島もダーの実家付近も杉はそんなになかった。



殿が外に出たくて鳴くので、窓を開けたら作業台の日向でお昼寝してた。殿の毛に花粉がたっぷりくっついたのか、夜に殿を撫でまくったダーは、「手が腫れてる!」うっすら赤く。
「猫アレルギー発症?」
「そんなのたぶんとっくになってるよ」
わりとアレルギー体質のダーは、昔から鼻炎になったり、咳が止まらなくなったりして、漢方を常用してる。猫アレルギーの可能性は十分。
それでも毎晩、三匹にぴったり寄り添われ、撫でまくりポンポンしまくり。えらいぞ。

モンちゃんも庭ブラ

気圧が下がりはじめに殿は吐くことが多かった。吐き止め必須。
ササミとサーモンまで飽きたみたいで、食べる量が減って体重は0.1キロ減ってる。
ネギトロ用のマグロならよく食べる。

ビーはこの一週間で1回軟便しただけ。立派なタワー建立するようになってる。

なんだかんだ、毎日のようにみんな庭に出ていて、モンちゃんもその辺走って帰ってくる。雨の日は軒下から出ないで外を見てる。

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9日土曜は、巨匠のトークライブⅡ。今回がっつりメモりながら聞いてたら、前回よりついていけた。内容はまた、追々。面白かったし、また読みたい本がたくさん増えて、世界が拡がる。打ち上げも終わりまでいて、ちょっと酔っぱらったりもしつつ楽しかった。帰りは渋谷まで来てくれた。

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